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【インタビュー】ドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」佐藤流司が語る、こだわりのラーメンレシピ「ドラマを見てぜひまねしていただきたい」

 佐藤流司が主演するドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」が、4月7日からBS-TBSでオンエア、ひかりTVで見放題独占配信される。本作は、インスタントラーメンをこよなく愛する若者たちが、SNSやYouTubeを通して、世界に“飯テロ”を起こすという、新感覚のグルメドラマ。「インスタントラーメンアレンジ部」のメンバーたちが、インスタントラーメンのアレンジメニューを披露するとともに、人間関係に悩む姿を描く。大学時代から仲間たちで続けている部活動「インスタントラーメンアレンジ部」の部長・諒太を演じる佐藤に、本作の見どころや、撮影現場でのエピソード、さらにはラーメンへの思いを聞いた。

諒太役の佐藤流司 (スタイリスト:吉田ナオキ/ヘアメーク有藤萌(do:t) (C)エンタメOVO

-本作への出演が決まり、最初に脚本を読んだときにどんなことを感じましたか。

 最近は、いわゆる“飯テロ”ドラマがトレンドだと思うので、今の時代に合ったドラマをやらせていただけるのはありがたいと思いました。普段、自分もテレビをつけたときに、ご飯を食べるドラマをやっているとどうしても目がいってしまいますので、目を引くドラマになればいいなという思いもありました。

-まさに“飯テロ”な、おなかが減るドラマに仕上がっていました。

 そうなんですよ。料理シーンも多いので、撮影中も腹が減りっぱなしでした(笑)。

-料理シーンの撮影はいかがでしたか。

 材料を切るのも難しいんですが、何よりも麺が硬くなってしまうのが難しかったですね。撮影をしているとどうしても時間がたってしまうので、硬くなってしまうのですが、それをおいしそうに料理しなければいけないので。

-事前に練習もしたのですか。

 誰でもできるようなレシピばかりだったので、特に練習はしていません。なので、きっと見てくださっている方にもまねしやすいレシピばかりだと思います。

-佐藤さんが演じた諒太という役の印象は?

 皆が想像する「いい人」を具現化した人物という印象です。部員の面倒を見て、妹の面倒も見て、誰からも信用されている人です。諒太が葛藤するようなシーンもなかったので、演じるのが難しくもありました。

-そうした、まさに「いい人」という役を演じるために、どのようにアプローチをしたのですか。

 やりたい芝居をするよりも、周りに合わせることが大事だと思ったので、前に出ないようにということを意識しました。それから、本読みの段階で、他のキャストさんたちが持ってきた芝居が、俺の想像とは違っていたので、そのテンションの差を埋めた方がいいのか、このままでいいのかというお話は現場に入る前にさせていただいていました。なので、撮影に入ってからはかなりスムーズに進んだと思います。

-テンションの差は、結局、埋めたのですか。

 このまま上げずにいこうとなりました。

-妹のいるお兄ちゃんという役どころもすごく新鮮でした。お兄ちゃん役はいかがでしたか。

 そうなんですよ、あまりやったことがないんです。俺は一人っ子なので、やっぱり気持ちはいまいち分からなかったですが、もし、本当に妹がいたらこのドラマのような感じなのかもしれませんね。カメラが回っていないところでも、(妹役の)yukinoさんが気さくに話しかけてくれたので、お兄ちゃんっていいなと思いました。

-撮影現場で印象に残っている出来事を教えてください。

 メイリン役のロンモンロウちゃんが、撮影用にスタッフの方が作ったラーメンを全部食べていたことが印象に残っています。かなりの量があったのに、カメラも回っていないところでよく食べていました。どれもすごくおいしかったのでその気持ちはよく分かるんですが(笑)。

-佐藤さんは、本作に出てくるラーメンのアレンジでは、どれがお気に入りでしたか。

 1話のアレンジは野菜もたくさん使っているので体によさそうですし、レシピを聞いただけで絶対においしいと思うアレンジでした。ドラマの中では、必要な材料やレシピをきちんと説明しているので作りやすいと思います。なので、ぜひまねしていただきたいです。俺もオンエアを見ながら、作ってみようかなと思っています。

-レシピだけでなく、ラーメンにまつわる豆知識もたくさん出てきますよね。佐藤さんが気になった豆知識はどれですか。

 知っているものも多かったのですが、「豆乳にはサポニンという栄養素が含まれていて、これは血液中の余分な脂質を流してアンチエイジング効果を生み出している」というのは意外でした。妹の葵が、大学で栄養学を勉強中という設定のため、専門的な豆知識もたくさん出てくるので、そこもぜひ注目していただければと思います。

-佐藤さんは、自宅でもインスタントラーメンを作って食べますか。

 食べますよ。「チャルメラ」とか好きです。最近、「辛ラーメン」を初めて食べたのですが、それもおいしかったです。辛いのが好きなので、(辛くないラーメンでも)一味や唐辛子をダーッと入れて、そこにチーズと卵を入れて食べています。

-自宅で料理もするんですね。

 特に自粛中はしていました。ギョウザを作るのが好きなので、いろいろとアレンジして作ったりもしました。スーパーで売っている全種類のキノコを買ってきて、キノコだけのみそ汁を作るのも好きです。なかなか外食でキノコだけを食べる機会もないので、自炊のときはキノコを食べるようにしています。キノコは体にいいというので。

-では、ラーメンを食べに行くとしたら、何ラーメンが好きですか。

 東北人なので、しょうゆラーメンやちぢれ麺が好きですが、一つ選べと言われたら「天下一品」です。一番好きですね。「天下一品」のテークアウトのラーメンを買ってきて、スープだけを鍋に入れて、そこに豚バラとキャベツを入れて食べる「天一鍋」も大好きで、家で作っています。

-最後に、ドラマの見どころをお願いします。

 今回、諒太は吹き替えなしで、全て自分で料理シーンも演じています。なので、料理の手際も見てもらえたらうれしいです。

(取材・文・写真/嶋田真己)

ドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」

 ドラマ「シェアするラ!インスタントラーメンアレンジ部はじめました。」は、4月7日夜11時からBS-TBSで放送スタート。ひかりTVで見放題独占配信も開始。

公式サイト https://sharesuru-ra.com

 

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