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歌舞伎俳優の尾上松也が主演する連続ドラマ「まったり!赤胴鈴之助」が、テレビ大阪・BSテレ東で放送中だ。本作は、半世紀以上前に、子どもたちを中心に人気を博した少年剣士漫画『赤胴鈴之助』の“その後”を完全オリジナルストーリーでドラマ化。鈴之助が江戸時代からタイムスリップした令和の現代で、まったりと過ごす日常をコメディータッチで描く。松也は、亡き父・尾上松助が65年前に子役として演じた鈴之助役を、親子2代で演じる。本作を自ら企画したという松也に、作品の見どころや注目して見てほしいポイント、父親への思いなどを聞いた。
父が子役時代に演じた「赤胴鈴之助」を、何とか作品にしたいという思いは、長い年月を掛けて思い描いてきたことだったので、ドラマとして制作できることになったときの喜びは大きかったです。「赤胴鈴之助」の原作漫画は少年剣士ですから、僕は年齢的にいえばアウトなのですが、コメディー作品にすれば何とかなるのではないかということで、形にすることができてよかったなと思っています。
父が亡くなってすぐの、20歳ぐらいのときから、いつか自分が環境を作って、父が演じた「赤胴鈴之助」を作品にしたいという思いを抱いていました。具体的には4、5年前に僕がスタッフに話をして、コメディー路線で行きたいという提案をしました。
コメディーにしたいという提案はしたのですが、台本を読んだときに、自分が思っていたよりもハチャメチャなストーリーになっていました(笑)。台本を読んだだけでは意味不明なことがたくさんあったので、現場でやってみて、どういう形にするかというのを、僕も楽しみながら作っていきました。
監督たちに「やめてくれ」と言われる覚悟で、アドリブや顔芸にチャレンジしたのですが、そのまま使われていることがほとんどでした(笑)。撮影時は、現場で実際にやってみて、こっちの方がいい、あっちの方がいいと、シーンごとにアドリブの連続で、とにかく鈴之助が「変」という違和感を意識して作っていました。
毎回、すごく時間を掛けてメークをしていて、眉毛は自分で描いていたのですが、メークを濃くすることを意識し過ぎて、眉毛の形や太さが日によって全然違うので、その辺は笑って見ていただけたらと思います。
いつも笑いが絶えなくて、爆笑しながら作っていました。一度誰かが笑い出してしまうと、皆止まらなくなってしまうので大変でした。後輩のマモル役の稲葉友くんは、僕と雷之進役の今野浩喜さんの間に立っていることが多かったので、僕と今野さんで稲葉いじりをして、リラックスさせてもらっていました。
曲を出させていただくことは、自分としては恥ずかしくて、むずがゆい部分がありますし、まだあまり実感がないです。でも、何事も始めることは簡単ですし、継続することが大切だと思っているので、始めたからには継続して、今後も許される限りは、楽曲にも挑戦したいなと思っています。
これは100パーセント、江戸時代の日本に行きたいです。歌舞伎役者は、皆そう言うと思いますよ。江戸の芝居小屋で歌舞伎を見て、当時はどんなふうに作っていたのか、どんなふうに演じていたのかを見たいですし、その人たちとやってみたいですね。タイムスリップができるなら間違いなく、そこに行きます。
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