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KAAT神奈川芸術劇場の新芸術監督である長塚圭史が、芸術監督就任後、初めて書き下ろした新作舞台、KAATカナガワ・ツアー・プロジェクト「冒険者たち ~JOURNEY TO THE WEST~」が、2月8日から上演される。本作は、誰もが知る「西遊記」を基にしたオリジナル作品。天竺(てんじく)を目指す道中に、時空を超えてなぜか神奈川の国に迷い込んでしまった三蔵法師の一行が、神奈川各地の伝説や昔話、はたまた現代をも旅する姿を描く。三蔵法師を演じる柄本時生に、公演への意気込みを聞いた。
うれしかったのはもちろんですが、きついだろうなと。
いえ、僕は圭さん(長塚)が演出した作品を見たことはないのですが、俳優仲間から話を聞いていると、僕がやったことがないタイプの稽古になるんじゃないかなと思ったので、新しいことをするという意味での「きつい」ですね。
率直に、皆さんすごいなと思います。今は、長塚さんと共同演出の大澤遊さん、それから成河さんの3人が率先して意見を出し合って作り上げてくれています。成河さんは、「ここはこうしたらいいんじゃないか」「身体表現はこうした方がよりよく見えるんじゃないか」と僕に的確に教えてくださるので、すごくありがたいですし、感心ばかりしています(笑)。
僕はあまり言えないですね。これまで、指示されたことをいかに正確に表現するかを考えて仕事をしてきたので、自分から意見することはあまりありませんでした。ですが、昨日、初めて「ここをこうするのはどうですか?」と少しだけ言ってみました(笑)。それが今後、採用されるのかは分かりませんが、とりあえず、やってみようと試しているところです。
一緒に飲みに行かせてもらっていましたが、大した話をしてないと思うんですよね(笑)。大林宣彦監督が余命宣告を受けた後の撮影だったので、「あの人のために頑張ろう」と言って、そのときの撮影についての話をしていたんだと思います。舞台の話は全然していませんでした。なので、オファーを頂いたことは、僕には「まさか」でした(笑)。
「ああ、やっぱりか」と思うような、“言いにくい”せりふの羅列で、それを言えるようにするにはどうすればいいかを考えるのが難しくもあり、楽しいです。演劇らしい作品で、面白いです。
とにかく、せりふだけでも言えるようにならないと、とは思っています(笑)。
本当に、修行をしているような感覚になります。(経の)言葉には意味があるのですが、長いですし、早口で言わないといけないので、今は言葉の意味よりもまずは言えるようにならないと…。
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