エンターテインメント・ウェブマガジン
グウィンプレンは、純粋で物ごとに真っすぐにぶつかっていくタイプなので、共感もできますし、応援もしたくなります。だからこそ、演じていてエネルギーをもらうことも多かったですし、きっと見てくださるお客さまにも生きる希望や諦めない心を伝えられると思います。ある意味、“The 主人公”というヒーロー的な存在です。盲目のデアは、口が裂けたグウィンプレンをその目で見ることができないからこそ、人としての大切なものを持ったグウィンプレンの真の姿を感じられた。それは僕もこの役を通して感じました。
グウィンプレンへの思いは変わりません。ただ、公爵たちをはじめとした、性欲、物欲、支配欲という“欲”の象徴である人物たちとの対峙(たいじ)に対しては、思うところは増えました。現在の社会的な情勢もあるのかもしれませんが。なので、本作の「目を開いて(Open your eyes)」というナンバーの歌詞がとても心に響きます。自分で歌っていても泣けてくるほどに…。今回は、それをお客さまにより感じていただけるように伝えられたらと思っています。
今回、帝国劇場で「笑う男」を上演させていただきます。帝国劇場バージョンとして、初演をリスペクトしながら、より深く、より素晴らしい作品を目指して、切磋琢磨(せっさたくま)しながら作り上げていけたらと、このカンパニー全員で挑む所存です。どっしりとした作品の印象があるかもしれませんが、劇中にはデアの夢の世界や理想郷を感じていただける「涙は川に流して」というナンバーもあり、ファンタジーの要素も強い作品だと僕は思っています。どんなにつらくても、どんなに大変なことがあっても、人間は素晴らしいと思っていただける作品になると思います。ユゴーが描いた人間の真実、真意をこの作品を通してお伝えできたらと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ミュージカル「笑う男 The Eternal Love -永遠の愛-」は、2月3日~19日に、都内・帝国劇場ほか、大阪、福岡で上演。
公式サイト https://www.tohostage.com/warauotoko/
映画2026年4月16日
『ハムネット』(4月10日公開) 16世紀イングランドの小さな村。薬草の知識を持ち不思議な力を宿したアグネス(ジェシー・バックリー)は、ウィリアム・シェークスピア(ポール・メスカル)と知り合い、結婚する。 やがてウィリアムは作家となり、 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月15日
風間俊介、岡本玲、伊礼彼方が出演する、KOKAMI@network vol.22「トランス」が4月28日から上演される。1993年に初演された本作は、3人の登場人物たちによる妄想と現実が入り乱れた物語。鴻上尚史の代表作のひとつである本作を … 続きを読む
ドラマ2026年4月11日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」(総合 毎週日曜 夜8:00~ほか)。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄の秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中だ。本 … 続きを読む
ドラマ2026年4月11日
-シマケンが「良き相談相手」となるりんとの関係について教えてください。 シマケンとりんの2人のシーンには、独特の空気感が漂っています。りんの家族や親友の槇村太一(林裕太)が一緒のシーンはテンポよく進むのに、りんと2人きりになると、お互 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年4月9日
-お話からは劇団朱雀が常に進化を続けている様子が窺えますが、大衆演劇の伝統を大切にしつつ新しい演目を作り上げていく上で、心掛けていることはなんでしょうか。 太一 僕が舞台を作る上で最も大切にしているのが、その点です。当初は、「これを変えてし … 続きを読む