【インタビュー】映画『大怪獣のあとしまつ』山田涼介「この映画は、怪獣とは直接戦っていないのに、皆がすごく戦っている感を出しているんです(笑)」 土屋太鳳「特撮の現場は久しぶりだったので、『ただいま』という感じでした(笑)」

2022年2月2日 / 07:00

-この映画が現在のコロナ禍と重なって見える部分もありました。

山田 この映画もコロナの影響を受けて、約2年をかけて完成しました。別に計算してやっていたわけではないのに、コロナと妙にリンクしているところが結構あって、不思議だなと思いました。今は、こんなことは起きないと思っていたことが起きているので、この映画が響きやすくなっているのかなという気はします。

-映画の見どころなど、観客に向けて、一言お願いします。

土屋 この映画は、空想の世界を描いていますが、自分たちが生きている現実の世界とすごくリンクしている映画になっていると思うので、ぜひ、特撮の技術、音響やCGも含めて、楽しんでいただけたらと思います。

山田 特撮好きにも映画好きにも刺さる映画になっていると思いますし、最後の最後に「そうきたか」と。このラストに関してはいろいろな意見が出ると思いますが、クレームは受けつけません(笑)。すごく楽しめる映画ができたと思っているので、何も考えずに、エンターテインメントとして楽しんでほしいと思います。

(取材・文/田中雄二)

(C)2022「大怪獣のあとしまつ」製作委員会

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

高橋克典「これは吉良の物語でもあるのだと感じていただけるような芝居をしたい」 堤幸彦「『忠臣蔵』は、演劇的に言えば1丁目1番地的な作品」 舞台「忠臣蔵」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年12月10日

-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む

生田斗真が驚きの一人二役!「最初から決まっていたわけではありません」制作統括・藤並英樹氏が明かす舞台裏【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年12月8日

-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む

板垣李光人「最初から、戦争を考えて見るのではなく、実際に見て感じたことを広めていっていただければ、それが一番うれしいです」『ペリリュー ―楽園のゲルニカ―』【インタビュー】

映画2025年12月5日

-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。  功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む

【物語りの遺伝子 “忍者”を広めた講談・玉田家ストーリー】(8)百年ぶりの復活へ 四代目が掲げた三つの大願

舞台・ミュージカル2025年12月4日

 YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。    2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む

多部未華子「学びの多い現場でした」DV被害者役に挑んだヒューマンミステリー「連続ドラマW シャドウワーク」【インタビュー】

ドラマ2025年12月1日

  -雰囲気のいい現場だったようですね。  中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む

Willfriends

page top