【インタビュー】ドラマイズム「#居酒屋新幹線」眞島秀和 新幹線の中でご当地グルメを味わい尽くす「『いつか食べてみたいな』と思っていただけたらうれしい」

2021年12月9日 / 08:00

 眞島秀和が主演する、ドラマイズム「#居酒屋新幹線」が、12月14日から放送される。本作は、サラリーマンの高宮進が、新幹線を居酒屋に見立て、出張先で見つけたご当地グルメや酒を一人で楽しむテークアウトグルメドラマ。主人公の高宮を演じる眞島に、撮影の裏話やお薦めのご当地グルメや酒について語ってもらった。

高宮進役の眞島秀和(ヘアメイク:佐伯憂香/スタイリスト:増井芳江)

-本作の企画を聞いて、どんなところに魅力を感じて出演したいと思ったのですか。

 このドラマは、東北新幹線に乗って訪れた出張先でおいしいお酒やグルメと出会うというストーリーです。僕は山形出身なので、東北新幹線や東北の街にはすごく思い入れがあるので、思い入れのある街の食べ物やお酒に興味を持っていただくきっかけになればいいなという思いがありました。

-進を演じるに当たっては、どんなことを意識しましたか。

 「おいしいものを発見するきっかけになってほしい」という思いが込められたドラマだと思うので、僕自身もロケに行った先々で出会ったものに素直に感動して、それをそのまま表現するということは意識していました。それから、コメディーにし過ぎる必要もないと思ったので、過剰なリアクションをしないということも考えていました。

-眞島さんがおいしそうに食べて飲む姿が印象的でしたが、おいしそうに見えるためにしていたことはありますか。

 そう言っていただけるとすごくうれしいですが、特に何かをしていたわけではありません(笑)。僕も、撮影前にはどうしたらいいのかなと思っていましたが、実際に出てくるご当地グルメが全部おいしかったので、これは素直に表現すればいいんだと切り替えました。

-本作では、ロケであちこちに行ったと思いますが、印象に残っているロケ地を教えてください。

 東北出身とはいえ、初めて行く場所も多かったので、知らないこともたくさんあり、どの場所も新鮮でした。例えば、郡山は実はコイが名物だったというのも知りませんでした。今回、ロケではその土地を象徴するような場所に行くこともあれば、ものすごくマニアックな、地元の人も「こんなところがあるんだ」と思うようなところにも行ったので、グルメだけでなく、街の景色も楽しめました。

-本作に出演したことで気付いた「新しい発見」はありましたか。

 青森編の撮影の帰り道に、実際にドラマで進が仕入れていたのと同じ地酒のカップ酒を買って飲んでみたら、ものすごくおいしかったんです。今後も、気になるものがあれば買って飲んでみようと思っています。

-酒を飲むのはお好きなんですか。

 そうですね、飲みます。あまりお酒のジャンルにはこだわりがなくて、食べ物に合わせて選ぶことが多いです。

-最近のお気に入りのつまみは?

 今作の仙台編にも登場する「肉の伊勢屋」の「和牛コンビーフ」がお薦めです。これがめちゃくちゃおいしいんですよ。パンに乗せて焼いてもおいしいですし、そのままでもいい。撮影を終えてから気に入ってしまって、通販で何度か買っています(笑)。これはぜひ試してもらいたいです。コンビーフの概念がガラッと変わると思います。

-本作に登場する酒やご当地グルメで、気に入ったものは、撮影が終わってからも購入しているんですね。

 しています(笑)。宇都宮編では、お酒を洞窟で貯蔵しているという酒蔵が登場するのですが、そのお店では、希望した年にお酒を届けてくれるというサービスがあったので、僕も注文してきました。ちょうど15年たったら還暦を迎えているはずなので、自分へのお祝いに15年後に届くことになっています。

-ほかの仕事で各地に行くときも、その土地のおいしいものを調べたり、その土地の名産を味わったりするのですか。

 それはもちろん! かなり調べてから行きます(笑)。いわゆる名店といわれるようなお店ももちろんチェックしたいのですが、僕はそれぞれの土地のB級グルメと呼ばれるものが好きでなんです。意外な組み合わせがあったり、町おこしのためだったりという背景が垣間見えたりして楽しいんです。それに、撮影終わりにフラッと寄って気軽に食べられるので、そういう意味でもB級グルメが好きであちこちで食べています。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

小池栄子、45歳を目前に控えて見据える未来「小池栄子が出ているから見てみようかなと思ってもらえる存在でいたい」 劇団☆新感線「爆烈忠臣蔵〜桜吹雪 THUNDERSTRUCK」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年9月3日

 映画『八日目の蟬』で第35回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、第85回キネマ旬報ベスト・テン助演女優賞などを獲得、2016年には舞台「グッドバイ」で読売演劇大賞最優秀女優賞に輝くなど、高い演技力で見るものを魅了する小池栄子。9月19日から開 … 続きを読む

間宮祥太朗「周囲に合わせようとせず、自分のペースを保つことを考えていた」“自分らしさ”の大切さを描くアニメ映画に声の出演『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』【インタビュー】

映画2025年9月2日

 ルイス・キャロルの名作『不思議の国のアリス』を日本で初めてアニメーション映画化した『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』が8月29日から全国公開中だ。  「自分らしさ」を出せず、就職活動に悩む大学生・安曇野りせ … 続きを読む

【映画コラム】夏の日の少年たちが頑張る映画『ベスト・キッド:レジェンズ』『蔵のある街』『海辺へ行く道』

映画2025年9月1日

『ベスト・キッド:レジェンズ』(8月29日公開)  北京でミスター・ハン(ジャッキー・チェン)からカンフーの指導を受けていた高校生のリー(ベン・ウォン)は、暴漢に兄を殺され母と共にニューヨークに移住する。  だがリーは、周囲やクラスメイトと … 続きを読む

新浜レオン「大きな夢がかないました」念願だった大河ドラマ初出演【大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」インタビュー】

ドラマ2025年8月31日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜」。“江戸のメディア王”と呼ばれた“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜流星)の波乱万丈の生涯を描く物語は、快調に進行中。8月31日放送の第33回「打壊演太女功徳(うちこわしえんためのくどく … 続きを読む

水上恒司、池田千尋監督「人間の心が一番の謎。その謎を一緒に楽しんでもらえたらと思います」『九龍ジェネリックロマンス』【インタビュー】

映画2025年8月29日

 九龍城砦の不動産屋で働く鯨井令子(吉岡里帆)は、先輩社員の工藤発(水上恒司)に恋をしている。そんな中、令子は工藤の恋人と間違われ、しかも令子が見つけた写真に写っていた工藤の婚約者は自分とうり二つだった…。TVアニメ化もされた眉月じゅんの人 … 続きを読む

Willfriends

page top