エンターテインメント・ウェブマガジン
石田 植田くんに「役者さんに対しての顔と、芸人さんに対しての顔が違う」って言われたことがあったんですが、植田くんには一瞬、芸人さんに向けている顔もできる関係になってきたかなと思っています。植田くんは、すごくいろいろな作品に出演していて、役の幅も広いけれども、きっと、どの作品でもめちゃくちゃ葛藤もしているんですよ。お芝居に対しての意識がすごく高い人なので、現場での嫌なことや、自分だけで乗り越えないといけないことを毎回、感じているはずです。それなのに、舞台上やお客さんが見ているところでは絶対にそれを見せないんです。嫌なことはないという顔をして、常にお客さんを楽しませることに真っすぐ向かっています。そこは俺にはまだ足りていないところだなとつくづく思わされます。やっぱり、その徹底した姿は格好いいと思います。
石田 植田くんは、ボケんでええって言ってもボケてくるんで、その辺りが…。
植田 いやいや! それは絶対に書かないでください(笑)!
石田 (笑)。「火花」では、僕らは先輩後輩の芸人役だったので、今回は上下関係ではなく、真っすぐでフラットなコンビ関係を、これだけの年の差がありながら見せられたらと思います。
植田 僕は、石田さんと役者としての突き詰め方や目指しているものが近いと思うんです。居ずまいやたたずまい、言っていること、やっていることが似ているんです。石田さんが演じている役を、僕もやりたいと思うことが多いですし、逆に僕が演じた役を石田さんが演じている姿は想像できるし、演じているところを見てみたい。なので、波長的に合うのかなと思っています。そういう2人のノリやその感覚がこの作品の見どころになると思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「トキワ荘のアオハル」は、11月3日・4日に、都内・東京芸術劇場プレイハウスで上演。
公式サイトhttp://www.syumatsu.jp/pc/2021/11/post-42.php
映画2025年5月17日
-役作りをする上で気を付けたことはありましたか。 気を付けたことで言うと、子どもたちがメインで見るので、物語の展開もそうですけど、スピード感みたいなものは割と気を付けていました。あとは、「こうやって言ったら分かるよね」というような、押し付 … 続きを読む
映画2025年5月16日
『ノスフェラトゥ』(5月16日公開) 1838年。不動産業者のトーマス・ハッター(ニコラス・ホルト)は、自身の城を売却しようとしているオルロック伯爵(ビル・スカルスガルド)のもとへ向かう。 トーマスの不在中、彼の新妻エレン(リリー=ロー … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年5月16日
-ドラマ化が大ヒットを記録したこの作品をミュージカル化することにはどのような思いがありますか。 この作品をミュージカルにするのは、すごくハードルが高いのではないかと思ったので、驚きました。ストレートプレーで上演した方が、もっとダイレクトに … 続きを読む
映画2025年5月15日
-クリストファー・マッカリー監督の印象は? 今や彼は自分のおじさんのような存在なので「マッカリーおじさん」みたいな呼び方をしていますが、自分にとっては先生ですね。彼は演出だけではなくて指導力もとても優れています。自分が恵まれていると思うの … 続きを読む
映画2025年5月12日
ーところで本作は、研さんの9年ぶりの映画主演作だそうですね。 研 そういうことは全く頭になかったです。「何周年記念のお祝い」みたいなことがあまり好きではないんです。「何年やったからといって、何が偉いの?」と思ってしまって。自分が人間的に成長 … 続きを読む