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数々の著名な漫画家を輩出したことで知られる伝説のアパート「トキワ荘」をモチーフにした舞台「トキワ荘のアオハル」が、11月3日と4日に上演される。本作は、トキワ荘(劇中ではトキワ寮)に住む夢を追う若者たちの姿を描いた現代コメディー劇。かつて舞台「花火 -Ghost of Novelist-」で主人公の徳永と神谷を演じた植田圭輔と石田明(NON STYLE)が、本作ではコンビ漫画家として主演する。植田と石田に、久しぶりの共演についてや、本作への意気込みを聞いた。
植田 挑戦となる作品だなと思いました。僕は、飛び込む側なので、精いっぱい演じたいと思います。それから、石田さんとまたご一緒できるというのは、すごくうれしかったです。
石田 僕は、ここまで仲がいい人がそろうこともなかなかないので、楽しみしかないですね。久々に植ちゃん(植田)と一緒にできるのも楽しみです。少し前に、植ちゃんが出ている朗読劇(つかこうへい没後10年追悼イベント 朗読「蒲田行進曲完結編『銀ちゃんが逝く』」)を見に行ったんですよ。難しい役を演じていて、しかも朗読劇といいながら、全然朗読劇じゃない。朗読と演劇の間のような作品だったんですが、それをハートだけで埋めるのはすごいことだし、とにかくカッコ良かった。なので、植ちゃんとまた仕事をしたいという思いが強くなっていて、実は別作品でもオファーをしようと考えていたので、こうして共演できるのはうれしいです。
植田 お笑い芸人の方々も「生の舞台」を突き詰めている方々なので、形や職種は違っても、同じところがあるのかなと思います。なので、僕がこの作品でしかできない自分のあり方を見つければ、どうとでもなるのかなと思っています。それに、僕にとっては(芸人の多い舞台作品は)初めてのことでもないので、そこはそれほど心配していないです。石田さんもいますし、心配よりも楽しみなことの方が多いと思います。僕は2006年にジュノン・スーパーボーイコンテストのファイナルに出場したのですが、そのときの司会が南海キャンディーズのお二人だったんです。自分がこの仕事に入るきっかけになった場所にいた方と今回ご一緒できるというのもすごくうれしいです。
石田 いや、(芝居と笑いの)どっちにスイッチを入れればいいのか分からなくなりそうなので、難しいと思います。外部の演劇のときは、「ここだけ、芸人としてのパワーをください」というのが、分かりやすく台本の中にあるんです。でも、今回は「基本的にどこでも笑いを取りにいっていいですよ」っていう、ストリートファイトみたいなものなので(笑)。なので、僕らには、どんなアドリブにも勝たなあかん演劇力が必要になるんですよ。ただ、今回は演劇をやっている芸人さんが多いんで、行き過ぎることもないだろうと安心はしています。
植田 自分の勝手な概念の中で、石田さんほど有名な芸人さんとはお芝居でセッションは難しいんじゃないかと思っていたところがあったのですが、こんなにも違和感なく芝居ができるんだと思ったのを覚えています。僕、稽古場で(石田の芝居を見て)泣いちゃったんですよ(笑)。その役を通して心がそこにあるのを感じて、対等に向き合えているのを感じたんです。石田さんは、「俺はこういう人間」「俺はこういうエンターテイナーだ」という姿をお芝居で見せてくださって、僕はもう必死になって付いていくだけでした。板の上でもすごく信頼していますし、1人の人間としても尊敬できる先輩です。
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