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卒業後初めて出演した、山下敦弘監督の『もらとりあむタマ子』(13)は、監督から「自分が撮りたかったものの集大成が撮れた」って言ってもらえて、私自身、すごく自信にもなった映画です。山下監督とは『苦役列車』(12)でもご一緒していたのですが、その作品に出演したことで卒業を考え出したので、卒業後に主演映画を山下監督が撮ってくれたというのも、私にとっては大きく、すごく大事な作品になっています。
先ほど、癖が強い役というお話がありましたが、『もらとりあむタマ子』でも、だらだらとニートを続ける女の子の役でした(笑)。MUSIC ON!TVのCMとして企画がスタートしたのですが、春、夏、秋、冬と1年かけて撮影したものが一つの映画となった作品だったので、それほど時間をかけることができるのも映画ならではだと感じました。それから、堤監督の『イニシエーション・ラブ』も、私には大切な作品です。自分とはかけ離れた役を演じたのは、あのときが初めてだったと思います。もう二度と、ああいった役はないんじゃないかな(笑)。
お芝居はみんなで作り上げていくものなので、一緒に作る役者さんたちの熱量を感じられる時間が私はすごく好きです。7月まで、高橋一生さんが主演したNODA・MAP第24回公演「フェイクスピア」という舞台に出演していたのですが、そのときも、一生さんのひと声で皆の気合いが入って、スイッチが入る瞬間を、毎日、経験できました。先輩後輩とかも関係なく、ただ役者として向き合う瞬間がすごく好きです。
毎話、儀藤さんが決めぜりふで犯人を追い詰めるところは、ぜひ、楽しみに見てほしいと思います。それから、堤監督ならではのギャグがあちこちに盛り込まれていて、「堤監督の世界」になっていますので、そこも見どころです。新しい田中圭さんをぜひ楽しんでください!
(取材・文・写真/嶋田真己)
Huluオリジナル「死神さん」は、Huluで毎週金曜に1エピソードずつ配信中。
公式サイト https://www.hulu.jp/static/shinigamisan/
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