エンターテインメント・ウェブマガジン
藤井 去年はいろんな人が、「映画を守ろう」と声を上げていました。その中で、監督という仕事をしている自分は、そこに共鳴するだけでなく、どんな行動を起こせるかを考えていたんです。そんなとき、このお話を頂いたので、すごくうれしかったです。自分からアクションを起こす、背中を見せる、という意味で参加できましたから。それと同時に、責任も感じました。
藤井 10年前の震災でも社会の機能がストップしたことがありましたが、今回も同じように、僕らの業界でも仕事を失った人たちがいます。クリエーティブな表現が思うようにできないという問題もありますが、まず最優先すべきは、生きること。「用意」「スタート」「OK」「NG」という言葉に生活を懸けているスタッフたちが、どう生きていけるのか。そこに対しての危機感を、この1年ですごく持ちました。やっぱり、このままじゃ駄目で、もう一度同じようなことが起きたとき、自分たちがサポートできるように準備すべきだろうなと。
ロン 大好きな言葉です。今はコロナの時代で、以前は当たり前だったことが、当たり前でなくなり、たくさんの方がいろんなものを失いました。私も旅行には行けませんし、家族にもずっと会えていません。でもきっと大丈夫。明日に向かって、前を向いて頑張っていこうと。そんな私の思いが、この言葉には込められています。そういう意味で、この映画も喪失にまつわるお話なので、皆さんに共感していただけるすてきな作品になったと思います。
(取材・文・写真/井上健一)
映画2025年10月17日
-豪華キャストが生き生きとコメディーを演じているのが「オリバー」の人気の理由ですが、そういうアイデアは、現場で出演者の皆さんから出てくる部分も多いのでしょうか。 オダギリ みんなで楽しもう、という雰囲気はあるとは思うんですが、コメディーって … 続きを読む
映画2025年10月17日
『ストロベリームーン 余命半年の恋』(10月17日公開) 病弱な体のため、学校にも通えず毎日独りで家の中で過ごしてきた桜井萌(當真あみ)。彼女のひそかな夢は、自分の誕生日に好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという、6月の満月 「ストロベ … 続きを読む
映画2025年10月16日
-そうやって出来上がったふわふわとした初五郎の存在が、対照的に絵の道を極めようとする北斎親子の生きざまを際立たせている印象です。北斎親子についてはどのような印象を持たれましたか。 2人とも自分の意志を曲げないので、ことあるごとにぶつかり、 … 続きを読む
映画2025年10月15日
-団塚監督の印象は? 遠藤 出来上がった映像を見て、びっくりしました。予想だにしないアングルがあったり、編集にも想像がつかないような斬新さがあって面白かった。監督は、撮影中に何か言う時も、この若さでと思うぐらいとても適切でした。言うことが全 … 続きを読む
ドラマ2025年10月14日
-日々の撮影を乗り切るリラックス方法、元気と健康の秘訣(ひけつ)は? 食事、睡眠、運動にはもちろん気を遣っています。ただ大事なのは、心の持ちようだと思います。「5時間しか寝ることができなかったじゃなくて、5時間も寝ることができた」とかね。 … 続きを読む