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それは私もミュージカル・ゴシック「ポーの一族」に出演させていただいたときからすごく意識していました。ミュージカルなので、もちろん歌も大事ではあるのですが、せりふのやりとりの中に映像現場で学んだ真実味を持たせられたらと思います。もちろんこれまでも、真実を作り上げてきたつもりですが、映像ではよりナチュラルに、よりリアルにということが大事なのだと感じました。ですので、そこはうまく舞台にも取り入れていきたいです。ただ、映像では、舞台のように幕が上がるというところからは始められません。お客さまと一緒に幕が開いて、オープニングが始まって…というあの空気はやはり舞台にしかないものです。舞台には、その日、その回でしか生まれないものが絶対にあるので、私もそれを思い切り楽しみながら演じたいと思います。
感動をくれるものです。メロディーを聞くだけで切なくなったり、楽しくアクティブな気持ちになったり…心が大きく動かされます。お芝居においては、音楽がきっかけでその役をより深く知ることもできたりもするので、私にとっては演じる上でも大切なものです。ですが、私は、すごく影響を受けやすいので、普段は聞かないようにしているときもあるんです(笑)。
初めての挑戦が盛りだくさんの作品ですが、共演者の皆さまと、そして演出の先生と一丸となって見応えのある作品にできたらと思っております。意気込みはばっちりですので、無事に幕が開けられるように努力したいと思います。
(取材・文・写真/嶋田真己)
ミュージカル「マドモアゼル・モーツァルト」は、10月10日~31日に、都内・東京建物Brilliaホールで上演。
公式サイト https://www.tohostage.com/mm/
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