エンターテインメント・ウェブマガジン
河合 今回、初めてお会いしましたが、画面に映っている万理華ちゃんを見ていると、ころころと変わる表情も含めて、少年のようにも、少女のようにも見えました。ご本人のオーラや役作りもあるかもしれませんが、モニターから見ているとハダシにしか見えなくて。こんなにぴったりな役があるんだと思いました。とてもみずみずしい感じがしました。
祷 幼なじみの役だけど、年齢が少し離れていることもあって、言葉遣いに迷っていました。すると、伊藤さんの方から「普通にしゃべっていいよ」と言ってくれたり、「ご飯一緒に行こうよ」とか、距離を縮めようとしてくれたので、とてもやりやすくなりました。撮影では、伊藤さんの声を聞くだけで、ハダシとしての思いがこもっていると感じて、それに触発されたところもありました。伊藤さんがハダシを演じてくれたことで、物語にスピードが付いたと思うし、ハダシ、ブルーハワイ、ビート板の関係性を築く上でも、伊藤さんの存在が本当に大きかったと思います。
河合 ハダシのモチベーションになっているのは、青春を楽しんでいる人たちに対しての「何くそ」と思う気持ちです。だから、今、自分がセンターにいるとは思えない人にも、好きなことにのめり込んでいくのは素晴らしいと感じてもらえたらすてきだなと思います。
祷 この映画は、出演した人たちが持っているいろいろな魅力が、それぞれが違う個性を持った役にすごくハマっていて、それを見るのがとても楽しいと思います。純粋に何かが好きという気持ちを持ったキャラクターがたくさん出てくるので、映画は楽しい、好きなことがあるって素晴らしいなと、前向きな気持ちになれるポイントがたくさんある映画だと思います。
(取材・文・写真/田中雄二)
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
―確かにその通りですね(笑)。 ただ、大半は史実通りですが、(小田)新之助(井之脇海)とふく(=うつせみ/小野花梨)ととよ坊の一家、序盤に登場した蔦重の恩人の花魁・朝顔(愛希れいか)など、一部に私が創作したオリジナルキャラもいます。と … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月30日
今期も三谷幸喜の「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」に出演するなどドラマや映画で注目を集め、舞台やさまざまなジャンルでも活躍する富田望生。その富田が、2026年1月10日から上演する舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダ … 続きを読む