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藤木直人が主演する、「連続ドラマW 黒鳥の湖」が7月24日から放送される。本作は、宇佐美まことの同名ミステリー小説が原作。藤木が演じるのは、ザイゼンコーポレーションの社長・財前彰太。興信所の調査員だった18年前に依頼されたある事件を利用し、社会的立場と家族を手に入れた彰太は、過去の過ちに罪悪感を抱きながら、翻弄(ほんろう)されていく。主演の藤木に、撮影を通して感じたこと、自身の家族観などを聞いた。
びっくりしました。忘れられていなかったんだ、と思いました(笑)。
共感するところは…。でもくすぶっているときに、チャンスが訪れて、そこから財を成したということは、能力がある人物なんだろうなとは思いました。
吉瀬さんと共演するのは3度目。これまで、がっつりと一緒にお芝居をしたことはなかったので、うれしかったです。今回夫婦役でご一緒させてもらって、現場での立ち居振る舞いがとてもすてきな方だなと思いました。
やはりお芝居をしていると、実際に映っているものと、自分の芝居とにギャップがあるじゃないですか。そのとき、もっとこういうふうに演じていたらなあと思うことだらけです。
客観的に思うのって難しいじゃないですか(笑)。自分がこういうふうに見せたいと思って、それに近いものになっていても、他の人が見たときに、そういうふうに受け取ってもらえるかは、分からないので。
若いときは、理不尽なことや不条理なことに出会ったときに、いろいろ思うことはあったと思います。でもありがたいことに、この年齢になったら、気を使っていただくことの方が多いので、あまりそういうことはないです。
そういった意味では、家族がいてくれるというのは、すごくありがたい話で…。話を聞いてくれることもありますし、そんなこととは関係なしに、家族とは毎日、日常生活があるわけで。その姿を見たり、一緒に生活をするだけで嫌なことを忘れられたり、癒やされたりすることもあります。
家族と過ごす時間は多いので、コミュニケーションは取りやすいほうだと思います。でも、子育てって、正解が分かりづらいというか“答え合わせ”が来るのは、将来じゃないですか。それも、子どもが20歳になったとき? 30歳になったとき? と考えると分からない。難しいなと思います。
こっちが良かれと思って言ったアドバイスも、だんだん聞かなくなってくる。とはいえ、自分のことを振り返ってみたら、親を「うっとうしいな」と思う時期はありましたし。生まれたときから、当たり前に親はいて無償の愛を注いでくれたけど、自分が親になってみると、それが当たり前ではない。親になって、改めてそのありがたみを知りました。
うーん。どうなんでしょう。でも言わなきゃ勉強なんて絶対しないですもんね。言い過ぎるのもよくないのでしょうが。ただ、自分は小学生の頃は1回も「勉強しろ」と言われなかったので、そう思うと「勉強しろ」と言っているのはおかしいなって思います。
家じゃ勉強なんてしなかったです(笑)。でも、小学校ぐらいまでは授業を聞いていれば、テストもそこそこできたので。中学入ってからは、さすがに「勉強しろ」と言われましたけど(笑)。
デビューして6年ぐらいのときに、「アンティーク~西洋骨董洋菓子店~」というドラマで椎名桔平さんとご一緒したんです。それまで同性の先輩とご一緒する機会があまりなかったのですが、椎名さんは、特に作品に対する思いが強い方なので、すごく勉強になりました。桔平さんみたいな、熱のある方とご一緒できたことは、とても大きかったと思います。
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