【インタビュー】ドラマ「ショートショート劇場『こころのフフフ』」田牧そら「明るい女の子の役はとても新鮮でした」 山崎天「演技に挑戦したいとずっと思っていました」

2021年7月21日 / 08:00

 現代ショートショートの旗手・田丸雅智のオリジナル原案で描く、ショートショート劇場「こころのフフフ」が7月17日から、WOWOWオンデマンドで一挙配信中。8月15日午後9時からは、WOWOWプライムで一挙放送される。「袖サロン」や「なまリップ」「腹ベル部」など、タイトルだけでも、興味をそそられる本作は、心が温まり、自然ととほほ笑んでしまうような九つの不思議な物語からなる。高校に入学し、未知の世界に触れることで、内気な性格が少しずつ変わっていく主人公・奥野こころを田牧そら、こころの親友役の鳥居あすかを山崎天(櫻坂46 *山崎の崎崎はたつさき)が演じる。放送を前に、2人が撮影の舞台裏、見どころなどを語った。

田牧そら(ヘアメーク:石邑麻由/スタイリスト:野田さやか)山崎天(スタイリスト:市野沢祐大(TEN10)/ヘアメーク:田村なおこ)

-田牧さんはドラマ初主演、山崎さんはドラマ初出演です。心境はいかがですか。

田牧 主演の方はいろんなところに意識を向けて、先頭に立って引っ張っているのをこれまでの現場で知っていたので、自分がその立場になるというのは、うれしいのと同時に、不安な気持ちも大きかったです。でも、今回は“学園もの”で、現場もすごくアットホーム。皆さんが本当に優しくて、不安な気持ちが全部なくなっちゃうぐらい撮影が楽しかったので、主演を務めることができてよかったなって思います。

山崎 私は演技自体、ほとんど経験がなかったので、最初は不安しかなくて、オーディションに受かったときも、「どうしよう、受かっちゃった」という気持ちの方が強かったです。でも、現場では、毎日いい刺激をたくさん受けて、新しい挑戦もできたので、今では、難しいことも全部楽しかったなって、思います。

-役作りで心掛けたことはありますか。

田牧 最初、台本を読んだときに、こころは「周りを笑顔にできる子」だと感じました。でもそれってすごく難しいこと。どうしたらいいんだろうと、たくさん考えたのですが、現場で感じることが大きかったので、それを素直に表現するようにしました。

山崎 あすかがどんな子なのか、台本を読んでも言葉に表すのがすごく難しくて。でも現場で「こころ、かわいいな」とか、私が自然と感じたことが、あすかも思ったことなんじゃないかなって。初めてなので、役作りも分からず、監督に相談したら「そのままでいいよ」と言ってくださったので、そのままいきました。

-とても不思議な世界観のドラマですが、初めて台本を読んだときに驚きませんでしたか。

山崎 実を言うと毎回それでした(笑)。台本を読んで、自分なりにたくさん想像して現場に行くのですが、毎回、いい意味で裏切られるというか…。「紺ソの森」とか、読んでも読んでも、分からない。実際に行ってみると「こういうことだったんだ」と。でも、体験してみると「意外とありかもしれない」と思う世界観でした。

田牧 私も初めて台本を読んだときは、本当に何も分からなくて、もしかしたら、これは(台本の)漢字が間違っているのかなと思いました。

山崎 分かる。私も誤字かなって思った(笑)。

田牧 私は「数学筋」が本当に未知の世界でした(笑)。「数学筋」を鍛えるダンスがあるのですが、事前にスタッフさんが送ってくれた動画を見たときに、「これを自分がやるんだ」とびっくりしました。見ている人に伝わるのか、不安もありましたが、先生役の壇蜜さんと一緒に踊ることもできましたし、やっていて楽しかったです。

山崎 貴重な映像だよね。私もやりたかった。楽しそうだった。めっちゃやりたかった。

-物語にちなんで、互いに「相手のここが不思議」と思う部分はありますか。

山崎 動きが不思議です。

田牧 それ、どういうこと?(笑)。

山崎 何か動きが変なんです。それこそ「数学筋」のダンスも、振り付けはみんな同じはずなのに、こころだけは予想外の踊りでした(笑)。いい個性を持っているなと思いました。

田牧 踊りのプロから見たらやはり違うのかな…(笑)。私は、「何でそんなに背が高いのだろう」って不思議です。一つしか年齢が変わらないのに、10センチ以上も違うんです。

山崎 167ぐらいあります。

田牧 私は154。秘訣(ひけつ)教えて!

山崎 いっぱい寝る!

田牧 私ももっと寝るようにします(笑)。

-互いに初めて会ったときの印象を教えてください。

田牧 リハーサルで初めて会いました。みんなは楽しそうに話していたけど、私は人見知りでなかなかその輪に入れなくてボーッと立っていたのですが、天ちゃんも端っこに一人でいたので、「ちょっと自分と似ている子なのかな」と思いました。

山崎 私は緊張であまり覚えていないのですが、ずっと立っている子がいるな、とは思っていました。

-撮影を通じて印象はどう変わりましたか。

田牧 天ちゃんは、私にないものをたくさん持っている。でも、一緒にはしゃいだりするときの空気感がすごく似ていて、親友役ですが、撮影を通じて本当の親友になれたかな、と感じています。

山崎 そらちゃんは、撮影に関するいろんな言葉を知っている。私は初めてのドラマ撮影で、情報が慌ただしく入ってきた感じだったのですが、(そらちゃんは)すごく落ち着いていて、いろんな提案がきても、ちゃんとそれ以上のもので応えるので、その力が本当にすごいなって思います。

-田牧さんは、子役から活躍していますが、これからの目標を教えてください。

田牧 これまでは暗い役とか、あまりしゃべらない子の役が多かったのですが、今回、明るい女の子を演じてみると、すごく新鮮で楽しかったんです。監督からも、「明るい役がすごく似合っている」とおっしゃっていただけたので、これからは明るい役も研究していきたいです。

-櫻坂46のメンバーとして活躍する山崎さんですが、女優としての今後の展望は?

山崎 演技はすごく挑戦してみたいとずっと思っていました。このオーディションのお話を頂いたときも、かなり無謀な挑戦だと思ったし「落ちにいこう…」ぐらいの気持ちで。でもこの作品に選んでもらえたことが、自分の中でとても大きな出来事だったし、初めてのドラマの現場が「こころのフフフ」で本当によかったなって思います。ずっとチャレンジしたかったことに、やっと手を出せたという感覚です。だからこれからも、もっと演技でいろんなものに触れて勉強していきたいです。

 
  • 1
  • 2

関連ニュースRELATED NEWS

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

井上祐貴「決して美しい人間関係を描いているわけではありませんが、リアルな描写が多いので、それが共感につながると思います」『男ともだち』【インタビュー】

映画2026年11月5日

 29歳のイラストレーター・神名(かんな・松岡茉優)は、仕事もプライベートも順調に見えるが、実際は人生に行き詰まりを感じ、不毛な恋愛に逃げる日々を過ごしていた。そんなある日、神名は大学時代の先輩である男ともだちのハセオ(成田凌)と7年ぶりに … 続きを読む

相葉雅紀「チームメイトの障がい者の皆さんから、ものすごい熱量を感じました」黒島結菜「相葉さんは本物の野球チームの監督のようでした」実際の障がい者たちとも作り上げた奇跡の物語『4アウト ─もう一度、プレイボール─』【インタビュー】

映画2026年11月3日

 東京に初めて結成された身体障害者野球チーム「東京ブルーサンダース」創設の実話に基づく奇跡の物語『4アウト ─もう一度、プレイボール─』が、11月6日から全国公開となる。  戦力外通告を受け、失意の日々を送っていた元社会人野球選手の矢上雄一 … 続きを読む

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

 山崎育三郎が主演するミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が2027年1月8日から上演される。本作は、ジョニー・デップ主演で2004年に公開された映画『Finding Neverland』(邦題『ネバーランド』)を元に作られたミュ … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「ディスクロージャー・デイ」(10月1日公開)★★★★ 宇宙人の存在を知った人類は…  地球外生命体を巡る秘密と、その開示に迫るスティーブン・スピルバーグ監督のSFサスペンス。「未知との遭遇」から約50年。宇宙からの来訪者を描いてきた監督が … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

 1983年に公開されるや否や観客の熱狂的な支持を集めた『竜二』。直後に主演・脚本の金子正次が急逝したことも重なり、伝説的作品として時代を超えて語り継がれてきた。その伝説が、新たに『RYUJI 竜二』として令和の現代によみがえる(10/30 … 続きを読む

page top