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武田 最初の予定では、決まってから撮影開始まで2週間ぐらいしかなかったんです。でも、延期になった後、再開が決まったときは、時間的に余裕があったので、本読みをやることになって。それがすごく助かりました。ナポレオンと春子が2人でいるシーンが、台本からは想像できなかったんです。どういう距離感なのか分からないし、いろいろ不安なところもあって。だけど、本読みのおかげで、ナポレオンの人柄やキャラクター性を感じることができました。
濱 僕も同じです。やっぱり、本読みがあるかないかで、安心感がだいぶ違いますから。現場に入ったときもスムーズにできますし。あと、最初は夏に撮影する予定だったんですけど、僕は衣装が分厚かったので、冬になったのは助かりました(笑)。
武田 暑そうですものね、あれは(笑)。
武田 これを見て「人生が変わった!」というような大きな映画ではありませんが、明日の生き方が変わる小さなきっかけを与えてくれる作品だと思うんです。だから、今の私たちに必要とされる映画になっているんじゃないかな、と。「ぜひ見に来てください」とはなかなか言いづらい状況ですけど、私自身も、チームのみんなも、魂を込めて作った作品です。
濱 日々生きている中で不平や不満が出てくるときもあると思うんですけど、それは自分でどうにかするしかないんですよね。一歩を踏み出し、何かを変えていく。それがこの映画の後半にかけてのテーマになっています。そういう当たり前のようで忘れがちなことに気付かせてくれる、すごくポジティブで、元気になれる映画です。感染対策に気を付けながら、見に来てくれたらうれしいです。
(取材・文・写真/井上健一)
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