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吉田 私としては、やはり劇場にいらしていただいて、皆さんと同じ空気やエネルギーを共有していただきたいという思いが強くあったので、新型コロナがなければ、配信については考えなかったと思います。ですが、実際に配信をすることによって、全世界が観客となることを実感し、その広がりに驚きました。なかなか劇場に来る機会がない方でも、どこにいても作品に触れることができるという意味では、配信は最適なものだと思います。私たちはまだ、幸四郎さんがされているのと同じところまではできていませんが、バレエという、芸術をより広く知っていただくためには、そういった新たな方法も必要だと実感しているところです。
幸四郎 1年ぶりのリベンジ公演となる「未来座」ですが、準備期間も入れたら約2年分の思いが詰まった新作の日本舞踊の公演になります。ぜひ、その思いを共有していただけるとうれしいです。僕自身、夢を持ち続けることの大切さや、夢が力になるということを感じました。思い続ければ願いはかなうことを感じていただけると思います。
吉田 今もコロナ禍が続いていますが、とにかく無事に上演できるように、自分たちができることに取り組んでおります。「ライモンダ」は総合芸術としてのバレエを存分にご堪能いただけますので、ぜひ劇場に足を運んでいただけたらと思います。
(取材・文/嶋田真己)
「第4回 日本舞踊 未来座=祭 (SAI)=『夢追う子』」は、6月4日~6日に国立劇場小劇場で上演。
公式サイト https://nihonbuyou.or.jp
2020/2021シーズン 新国立劇場バレエ団「ライモンダ」は、6月5日~13日に新国立劇場オペラパレスで上演。
公式サイト https://www.nntt.jac.go.jp/ballet/raymonda/
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