市川染五郎「声優初挑戦はすごく不安だった」 父・松本幸四郎は「良かったよ」

2020年3月24日 / 07:00

声優初挑戦を振り返った市川染五郎

 映画『サイダーのように言葉が湧き上がる』完成報告会が23日、東京都内で行われ、声優を務めた市川染五郎、杉咲花とイシグロキョウヘイ監督が登壇した。

 本作は、俳句以外では思ったことがなかなか口に出せないチェリー(染五郎)と、見た目のコンプレックスをどうしても克服できないスマイル(杉咲)が出会い、SNSを通じて少しずつ交流を深めていく様子を描いたオリジナルアニメ―ション。

 声優初挑戦となった染五郎は「最初はすごく不安だったのですが、その不安を乗り越えて、作品が皆さんに届く。どんな反応を頂けるのかすごく楽しみです」と心境を語った。

 イシグロ監督は、染五郎を起用した理由について「三谷幸喜さんの新作歌舞伎を見に行ったときに、『そこにチェリーがいる』と思えたんです」と明かした。

 手紙でオファーを受けたという染五郎は「監督からの熱いメッセージが書かれていた。三谷さんの歌舞伎で自分はたくさん成長できた。それが違う挑戦につながるのはうれしい。自分の声が本当に嫌いだったのですが、やるしかないと思いました」と経緯を語った。

 また、父の松本幸四郎の反応については、「一人で試写会に行ってくれたみたいで、『良かったよ』と。『監督が、いろいろ教えてくださったのがすごく分かった』と言っていました」と照れながら明かした。

 さらに映画にちなみ、自身のコンプレックスを尋ねられた染五郎は「あり過ぎます」と苦笑しながら、「歌舞伎では特に舞踊の作品をやる上で、足が長いと腰が落ちて見えない。そこはコンプレックスです」と意外な悩みを口にした。

 一方、杉咲は「スマイルは前歯が出ていることを気にしてマスクをしていますが、私も前歯が出ているので、共感できるなって。でも映画をラストまで見ると、自分にとって恥ずかしい部分でも、誰かからすると、憧れだったりするんだなと感じられる。私自身が勇気をもらいました」と笑顔で話した。

 映画は5月15日から全国公開。

(左から)イシグロキョウヘイ監督、市川染五郎、杉咲花


芸能ニュースNEWS

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」「小栗旬の『蜷川です』で大爆笑」「トニー(市原隼人)に真の役者魂を見て胸が熱くなった」

ドラマ2025年11月27日

「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」(フジテレビ系)の第9話が、26日に放送された。  脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉による本作は、1984年の渋谷「八分坂(はっぷんざか)」を舞台に、1人の演劇青年が老若男女総勢25人超の全 … 続きを読む

「スクープのたまご」週刊誌記者・日向子が“婚活パーティー”に潜入調査 「ピンチの連発でハラハラした」「理念があれば強くなれる」

ドラマ2025年11月26日

 奥山葵が主演するドラマ「スクープのたまご」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、週刊文春を徹底取材して書かれた大崎梢氏の同名小説を実写化。大手出版社の「週刊誌」の編集部を舞台に、1人の若き新 … 続きを読む

「娘の命」“健司”津田寛治の最期に視聴者号泣 「やっぱり気付いていたんだ」「健司さんの人生はふびん過ぎる」

ドラマ2025年11月26日

 齊藤京子と水野美紀がW主演するドラマ「娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?」(カンテレ・フジテレビ系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、55歳の母・篠原玲子(水野)が、壮絶なイジメで娘を死に追いや … 続きを読む

「じゃあつく」“勝男”竹内涼真の母を中心に描かれた「神回」 「勝男は優しい、いい息子」「今回も安定の肌着」

ドラマ2025年11月26日

 夏帆と竹内涼真がW主演するドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」(TBS系)の第8話が、25日に放送された。(※以下、ネタバレを含みます)  本作は、“恋人ファースト”ゆえに自分を見失ってしまった山岸鮎美(夏帆)と、“料理は女が作って当た … 続きを読む

「ちょっとだけエスパー」「『何ですか未来人って!』って文ちゃん=大泉洋のボヤきが聞こえてくるようだ」「ガッツリSFに突入してびっくりした」

ドラマ2025年11月26日

 「ちょっとだけエスパー」(テレビ朝日系)の第6話が、25日に放送された。  本作は、会社をクビになり、人生詰んだサラリーマン(大泉洋)が、“ちょっとだけエスパー”になって世界を救う姿を描く完全オリジナルのSFラブロマンス。脚本は野木亜紀子 … 続きを読む

Willfriends

page top