「吉沢亮くんとは『最初のうちは、とにかくわちゃわちゃやろう』と話しています」高良健吾(渋沢喜作)【「青天を衝け」インタビュー】

2021年3月14日 / 20:50

-これまでの撮影で印象的だったことは?

 1日の撮影の中でも7話ぐらいを同時に撮っていることもあるので、いきなり15歳から23歳に変わったりするんです。しかも、その間に血洗島から出て、攘夷を決意して、幕府側について、一橋家について…と、いろいろなことが起きている。その幅がすごく大きいので、「大変だな…」と思いながらも、楽しんで精いっぱいやっているところです。

-今この作品を送り出す意義をどんなふうに捉えていますか。

 コロナ禍のことも含めて、今の世の中、多くの人がいろいろな思いを抱きながらも、我慢していることも多いと思うんです。「何を言っても、行動を起こしても、何も変わらない」と思うこともあるかもしれません。でも、栄一たちは今ほど情報が手に入らないのに、国のためを思い、世の中を変えようと行動していった。その間、いろんな人が命を落としたり、大きな事件を経験したりしながらも、それを乗り越えて、世の中を変えていった。そういう姿を描くことで、いろいろなことを我慢している皆さんの励みになるようなドラマになればいいな…と思っています。

(取材・文/井上健一)

渋沢喜作役の高良健吾

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