エンターテインメント・ウェブマガジン
鈴木 はい、撮影に入る2カ月前から茶道の先生の教室にお邪魔して、正座の仕方や物の名前、お茶も薄茶と濃茶があって…など、いろいろな所作を習いました。僕は学生の頃は野球部で、文化部は今まで近しいものではなかったのですが、お茶の世界は全て理由があって所作が生まれていることを教わって、お茶の文化って、奥ゆかしくて素晴らしいなと感じました。薄茶のお手前は相当練習したので、今でもできると思います(笑)。
瀬戸 僕は高校生のときに、もともと茶道部に入りたかったので、うれしい気持ちで茶道教室に通いました。お茶を通して精神力を保つ大変さを学びましたし、改めて日本人で良かったなと作品に関わらせていただいて思いました。
鈴木 以前、利樹が19歳ぐらいのときに映画でご一緒したことがあったので、山田役が利樹だと聞いたときから絶対に楽しくて、いい関係にできそうだなと信頼していました。撮影中は、僕がいくらふざけても利樹は笑わずに、常に役に徹していたので、それにすごく救われました。撮影中は、カメラが回っていないところでも、2人で一緒にお弁当を食べたり、学校内を歩き回ったりと、楽しく過ごしました。
瀬戸 伸くんと4、5年前に映画で共演したときは、僕はデビューしたてだったのですが、新人の僕にいろいろな気遣いをしていただいたことを覚えています。今回は伸くんが主演で、自分よりも周りのことを第一に、気遣って撮影を進められていたので、大きな背中がさらに大きく見えました。演技も、アイデアを監督に提案したり、本番一発で決めるところは、さすがだなと思いました。
(取材・文/小宮山あきの)
ドラマ「お茶にごす。」は、Amazon Prime Videoで3月5日から全12話独占先行配信(ほか2021年にテレビ東京でも放送予定)。
舞台・ミュージカル2025年12月10日
-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む
ドラマ2025年12月8日
-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月4日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 2016年に四代目・玉田玉秀 … 続きを読む
ドラマ2025年12月1日
-雰囲気のいい現場だったようですね。 中でもしのぶさんは、「これはこういうことなのかな?」といった感じで、積極的に質問をされるんです。その上、「私、緊張しちゃう」などと、ご自身の気持ちを織り交ぜながら現場にいてくださるので、私も質問が … 続きを読む