【インタビュー】映画『相撲道~サムライを継ぐ者たち~』武隈親方(元大関・豪栄道)「自分にとっては、人生の全てが相撲でした」

2020年10月30日 / 06:08

-映画の中で、「力士は超人であり、サムライである」と表現されていましたが、このことについてどう感じますか。

 力士からすれば、見てくれた人がそう思ってくれたらすごく喜ばしいです。「武士は食わねど高楊枝」という言葉がありますが、つらいときでも、そういうしぐさは見せずに、堂々と構えているのがサムライ。そういう点では力士ともつながるところがあると思います。まあ、実際にサムライに会ったことはないので分かりませんが…(笑)。

-親方にとって、ずばり相撲とはどういうものですか。

 自分の中でずっと生活とともにあったので、人生の全てが相撲でした。相撲がない人生は考えられないです。裸一つで男同士の意地と意地とがぶつかり合うのが、相撲の醍醐味(だいごみ)だと思います。

-映画を見て、心に残ったシーンや、特に印象的だったシーンはありますか。

 最初から最後まで全てです。まばたきせずに見てください(笑)。この映画では本場所の取組だけでなく、日頃の稽古や若い子がちゃんこの用意をする場面など、他の競技ではなかなか見られないものが見られます。「これが修行だ」と感じる部分もたくさんあり、そうした中からみんなが育って、一人前になっていく過程も見られるので、そこに注目してほしいです。

(取材・文/田中雄二)

(C)2020「相撲道~サムライを継ぐ者たち~」製作委員会

 

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

横浜流星「毎回皆さんをハラハラさせながら、しっかりと心に届く作品をお届けできるよう日々撮影に挑んでいます」「LOST10」

ドラマ2026年8月14日

-今回の小駒という役をどう捉えてアプローチをしていますか。  小駒は、分かりやすいというか、正義感や行動力があって、豪胆で短絡的で、出世欲もあって、何度も異動届を出しているけど、それが認められず、地方の高齢化が進んでいる警察署の中では一番の … 続きを読む

中川大志、三谷幸喜の最新作は「現代にも通ずる、過去の出来事として片付けられないもの」を描く PARCO PRODUCE 2026「アメリカン・ドリーム」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年8月8日

 三谷幸喜が長年温めていたテーマを豪華キャストで描く、渾身(こんしん)の書き下ろし新作舞台「アメリカン・ドリーム」が8月15日からPARCO劇場で上演される。本作は、1940年代後半のアメリカを舞台に、反共産主義に基づく“赤狩り”によって告 … 続きを読む

【K-POPもKドラマも深読みしたら韓国が見えた】#韓国人はなぜ「呼称整理」をするのか、「脱出おひとり島」が映す韓国社会

2026年8月7日

▽年齢公開のあとに始まる韓国社会  そして、最終日前夜。  参加者たちはキャンプファイヤーを囲み、打ち解けたおしゃべりの中で、それまで隠してきた年齢と職業を、一人ずつ明かしていく。「実は◯歳です」の一言ごとに、歓声と悲鳴が上がる。年上だと思 … 続きを読む

福原遥「自分の大切な人を大事にして生きていこうと思いました」【インタビュー】『あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。』

映画2026年8月6日

-細田佳央太さんと倍賞千恵子さん。共演したお二人の印象を。  細田さんとは初共演でしたが、お芝居を一緒にさせていただいてとても楽しかったですし、初めてとは思えないぐらいの安心感がありました。細田さんが演じた涼も難しい役で、百合とはそれぞれの … 続きを読む

【映画コラム】7月の公開映画から

映画2026年8月3日

「トイ・ストーリー5」(7月3日公開)★★★ おもちゃを取り巻く“変化”を描く  持ち主の少女ボニーの成長を見守ってきたカウガール人形のジェシー。だが、タブレット端末「リリーパッド」の登場で、ボニーは画面の世界に夢中になり、おもちゃと遊ぶ時 … 続きを読む

page top