エンターテインメント・ウェブマガジン
蓮司さんは、時代を読み取ったりする賢さや、今の社会に対する言葉もちゃんと持ってらっしゃいます。だからこそ、それを裏返しにしても、ちゃんとあの人の実人生が出てくるんです。蓮司さんは今年79歳ですが、まだまだお元気なんですから、主役として映画を担ってもらいたいという思いがありました。もう、共演していない人がいないぐらい、ありとあらゆる映画やドラマに出演されていて、蓮司さんが出ているからこそ生まれたシーンもたくさんあって。もう本当に“宝物”のような存在ですよ。今回は、僕にとっての宝物の人たちに集まってもらったので、それが結果的に観客の皆さんにとっても宝物のような映画になればいいかなあと思います。
この映画は、若い観客はもちろん、若い俳優さんにも見てもらいたいです。それで、年長者たちの遊び方や、映画を豊かにするための遊びはこういうこと、というのを知ってもらいたい。今は芝居がうまい若い俳優さんはたくさんいますし、役作りも真面目にストイックにしている。でも、その向こう側に、もう一つ見なければいけない風景があって、そこに到達した人たちの芝居を見てほしいと思います。
今回も、妻夫木聡くんをはじめとする若手たちには、自分が主演でなくても、蓮司さんと芝居を交わすことへの期待値が相当あったと思います。たとえワンシーンでも、蓮司さんと一緒に過ごすことで生まれてくるものがあるという。そういう思いを持ってきたので、ゲストでも友情出演でもなくなってくる。普段以上に気張らないと蓮司さんに太刀打ちができないからです。でも、スターが入れ代わり立ち代わり現れるから、実は蓮司さんも僕も緊張して大変でした。
(取材・文・写真/田中雄二)
映画2026年2月21日
『クライム101』(2月13日公開) 米西海岸線を走るハイウェー101号線上で、数百万ドルの宝石が消える強盗事件が多発。デービス(クリス・ヘムズワース)の4年間にも及ぶ犯行は完璧だったが、犯罪組織からの追跡や警察内部の陰謀、そしてルー刑事 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼相撲 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年2月19日
小林聡美が主演する舞台「岸辺のアルバム」が、4月3日から上演される。本作は、数々の名作ドラマを世に残した山田太一が原作・脚本を務め、1977年に放送された連続ドラマを舞台化。一見平和で平凡な中流家庭の崩壊と再生を描く。ドラマでは八千草薫が … 続きを読む
ドラマ2026年2月17日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。2月15日に放送された第6回「兄弟の絆」 … 続きを読む
映画2026年2月16日
-本作を経験して、2時間サスペンスの魅力をどのように感じましたか。 名取 普遍的な人間の心情を描きながらも、泣いて、笑って、手に汗握って、リラックスしながら見られるところが一番の魅力ですよね。「何番目に名前が出る俳優が犯人だ」とか、だいたい … 続きを読む