エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKで好評放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」。主人公・明智光秀(長谷川博己)を中心に群雄割拠の戦国絵巻が繰り広げられているが、5月10日放送の第十七回では、ついに斎藤道三(本木雅弘)と高政(義龍)の親子が激突する“長良川の戦い”が描かれる。光秀の運命を左右することになるこの戦いの一方の主役、高政を演じるのは、斎藤家のお膝元、岐阜県出身の伊藤英明。これまでの撮影で感じたことや共演者の印象、第十七回の見どころを語ってくれた。
スケール感があって、毎回驚かされます。すごくフィールドが広いですが、群像劇がしっかりと描かれていて、風景だけでなく、物語や人間関係、全てにおいてスケール感があります。今回は4Kを使った新しい大河ということで、セットも2階まで作られていたので、驚きました。おかげで、岐阜城のシーンや、遥か彼方から尾張の軍勢が攻めてくる場面を演じているときは、実際にこんなふうに道三や高政が見ていたのかと、思いをはせることができました。岐阜城(当時、稲葉山城)にも、出演が決まってから5度ほど登りました。何かの参考になればと思い、あえて雨の日や夕方に行きましたが、あの金華山に城を築いただけでもすごいな…と思いました。
180度変わったと言ってもいいかもしれません。演じさせていただく役には愛情を持ちたいといつも思っていますが、今回の高政だけはなかなか好きになれませんでした。どうしても、“父親殺し”の汚名が先に立ち、その功績に目を向けたことがありませんでしたから…。でも、長良川の戦いでは、高政の下に集まった兵力1万7500に対して、道三の下にはわずか2700だったと言われています。それはつまり、道三に不満を抱いていたのは高政だけでなかったということです。美濃自体も多くの国を敵に回していたため、道三を倒した後、高政は他国との関係を改善しようと尽力したそうですから。
すごいです。すべてにおいて完璧です。本木さんは道三そのもの。所作やたたずまい、声の出し方、カメラの方向、まばたき一つ、呼吸一つ、ものすごく高いレベルで戦っていらっしゃるので、撮影中はものすごく緊張感があります。それでも、「カット」がかかった瞬間、ふっと柔らかくなる。「これが俳優、これが役者なんだな」と、ほれぼれしました。
ものすごくすてきな道三でした。それを僕は、目の前の一番いい席で見させていただき、役同様に、この偉大な父親を超えられない…と感じました。本木さんとの出会いは、僕のこれからの役者人生において、ものすごく大きなものになりました。素晴らしい役者さんが斎藤道三を演じてくださり、岐阜の人間にとっては誇りです。道三とのシーンは全部好きです。
高政は自分の出自に疑問を抱き、ジレンマと葛藤で、ものすごく気持ちが揺れ動きます。でも実は高政は、道三から真っすぐな愛情がほしかったのではないでしょうか。偉大すぎる父を持つが故に、世の中と時代に翻弄(ほんろう)されたんだろうな…と。そんなふうに感じています。
1年間、大河の座長を務めるということで、やはりすごいエネルギーがあります。水のようにさまざまに色を変え、みんなの演技を受けるのと同時に、それぞれの良さを引き出す…。そうやって、みんなが居やすい場所を作ってくれています。
高政が唯一心を許せる相手が光秀です。高政には嫉妬深い一面があるので、それが攻撃的な態度となって出てしまいますが、光秀だけは翻弄されても許すことができる。そういう意味で、高政は男として光秀にほれていたんしょうね。
ドラマ2026年10月16日
横浜流星が主演する金曜ドラマ「LOST10」が、16日22時からTBS系でスタートする。大河ドラマ以来の民放連続ドラマ出演となる横浜が、映画『国宝』の脚本家・奥寺佐渡子と再タッグ。「Nのために」「最愛」などを手掛けた塚原あゆ子監督、新井順 … 続きを読む
映画2026年10月15日
かつて、花火遊びをきっかけにアパートを全焼させてしまった2人の少年、龍之介(磯村勇斗)と拓海(末澤誠也)が15年ぶりに再会。さらに、その火事で大火傷を負い、妻子を失った被害者・埜本(綾野剛)と交流する中で、2人は運命を狂わせていく…。 … 続きを読む
映画2026年10月15日
1993年。かつて共に天才格闘家として名をはせたリュウとケンは兄弟のような存在だったが、ある理由から疎遠になっていた。そんな彼らの前に謎の女性格闘家・春麗が現れ、「ワールド・ウォリアートーナメント(世界格闘王決定戦)」の招待状を差し出す。 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月15日
山下幸輝が出演する、ミュージカル「モンティ・パイソンのSPAMALOT」が、2027年1月からEXシアター有明で上演される。本作は、イギリスの国民的人気コメディ・グループ、モンティ・パイソンの「アーサー王伝説」をベースにした映画『モンティ … 続きを読む
映画2026年10月15日
戦争で家族と日常を奪われた12歳の少女・琴子は、生き延びるため自らの性別を隠し、少年として生きることを選ぶ。西川美和が原案・脚本・監督を務め、戦後の日本で家族を失い社会からこぼれ落ちた子どもたちを題材に描いた『わたしの知らない子どもたち』 … 続きを読む