伊藤英明「本木雅弘さんとの出会いは、僕の役者人生において、ものすごく大きなものになりました」 斎藤高政(義龍)役への思い語る【「麒麟がくる」インタビュー】

2020年5月9日 / 12:00

-高政にとって、母・深芳野(南果歩)はどんな存在だったのでしょうか。

 マザコンの高政にとっては、唯一のよりどころでした。道三と深芳野の仲むつまじい姿を何度も見せられますが、それは母が高政への家督相続を確実にするためにやっていることだと理解できなかった。そんな母の愛、母の思いに気付かず、母まで道三の元に行ってしまったら、自分は1人になってしまうという孤独感があったのではないでしょうか。母親への愛が悲しみではなく憎しみに変わり、さらにそれが復讐(ふくしゅう)へと変わっていく…。まるで『スター・ウォーズ』みたいです(笑)。

 -第十七回では高政と道三が対決する長良川の戦いが描かれますが、見どころは?

 人に翻弄され、時代に翻弄される中で、高政がどのように長良川の戦いに向かうのか。どのように偉大な父・道三と戦い、どのように終焉(しゅうえん)に向かっていくのか、楽しみにしていただきたいです。この長良川の戦いで一つの時代が終わります。光秀もようやく世に出ていくことになり、三英傑も活躍し、これからますます面白くなっていくはずです。今回はどの人物も全く新しいイメージで描かれているので、今後が楽しみです。僕自身はクランクアップしてしまいましたが、もう一度出演したくなりました(笑)。

(取材・文/井上健一)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

山崎育三郎「一番、自分に近い存在」 ミュージカル「ファインディング・ネバーランド」が伝える「解釈力」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月31日

-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。  僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む

【映画コラム】10月の公開映画から

映画2026年10月31日

「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える  巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む

柳楽優弥「川栄さんと真剣に作品に向き合ってきた」川栄李奈「柳楽さんを信頼しています」共演4度目の2人が伝説的作品に挑む『RYUJI 竜二』【インタビュー】

映画2026年10月30日

-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む

横浜流星に「流星をよろしく」の声続々 『国宝』脚本家・奥寺佐渡子が「LOST10」で感じた愛される人柄【インタビュー】

ドラマ2026年10月30日

-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。  小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように … 続きを読む

桐谷健太、「聖地X」で5年ぶりの舞台に挑む 「きっといろいろな刺激を受け、新たな感覚に出会える」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年10月30日

-5年前の「醉いどれ天使」以来の舞台出演となりますが、舞台にまた立ちたいという思いはずっとあったのですか。  お話をいただけるならと思っていました。ただ、役者は見てくださる方がいて、やりましょうとおっしゃっていただいてできるので、舞台に立つ … 続きを読む

page top