伊藤英明「本木雅弘さんとの出会いは、僕の役者人生において、ものすごく大きなものになりました」 斎藤高政(義龍)役への思い語る【「麒麟がくる」インタビュー】

2020年5月9日 / 12:00

-高政にとって、母・深芳野(南果歩)はどんな存在だったのでしょうか。

 マザコンの高政にとっては、唯一のよりどころでした。道三と深芳野の仲むつまじい姿を何度も見せられますが、それは母が高政への家督相続を確実にするためにやっていることだと理解できなかった。そんな母の愛、母の思いに気付かず、母まで道三の元に行ってしまったら、自分は1人になってしまうという孤独感があったのではないでしょうか。母親への愛が悲しみではなく憎しみに変わり、さらにそれが復讐(ふくしゅう)へと変わっていく…。まるで『スター・ウォーズ』みたいです(笑)。

 -第十七回では高政と道三が対決する長良川の戦いが描かれますが、見どころは?

 人に翻弄され、時代に翻弄される中で、高政がどのように長良川の戦いに向かうのか。どのように偉大な父・道三と戦い、どのように終焉(しゅうえん)に向かっていくのか、楽しみにしていただきたいです。この長良川の戦いで一つの時代が終わります。光秀もようやく世に出ていくことになり、三英傑も活躍し、これからますます面白くなっていくはずです。今回はどの人物も全く新しいイメージで描かれているので、今後が楽しみです。僕自身はクランクアップしてしまいましたが、もう一度出演したくなりました(笑)。

(取材・文/井上健一)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

香川照之「僕の中では6人全員にモデルがいました」「連続ドラマW 災」【インタビュー】

ドラマ2025年4月4日

-なるほど。  でも、同一性というのは非常に厄介で、これは本当に同じ人なのかという疑問を持つわけです。本当は同一人物じゃないけど、それをメタファーとして見せているだけなのかもしれないし、もっと高尚に考えれば、その存在自体が本当にいるのかどう … 続きを読む

【週末映画コラム】壮大な“時間旅行”を定点観測で描く『HERE 時を越えて』/チームワークを旨とした戦争冒険映画『アンジェントルメン』

映画2025年4月4日

『アンジェントルメン』(4月4日公開)  第2次世界大戦下、イギリスはナチスの猛攻により窮地に追い込まれていた。特殊作戦執行部に呼び出されたガス少佐(ヘンリー・カビル)は、ガビンズ“M”少将とその部下のイアン・フレミングから、「英国軍にもナ … 続きを読む

草笛光子「老女がはちゃめちゃな、摩訶不思議な映画ですから覚悟してご覧ください(笑)」『アンジーのBARで逢いましょう』【インタビュー】

映画2025年4月3日

-松本動監督の演出について、また寺尾聰さんら共演者の印象をお願いします。  松本監督とは初めてでしたが、私の問い掛けにも親切に細かく答えてくれました。とにかく自由にやらせてもらいました。寺尾聰さんは、昭和49年のドラマ「天下のおやじ」で寺尾 … 続きを読む

門脇麦、「芝居に対してすごく熱い」田中圭と夫婦役で5度目の共演 舞台「陽気な幽霊」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年4月2日

-ところで、門脇さんは映像作品でもご活躍されていますが、舞台に立たれることに対してはどのような思いがありますか。  気持ちの面では変わらないですが、舞台はカメラが寄ってくれるわけではないので、声や体の所作で伝えなければいけないと思います。映 … 続きを読む

今田美桜「『アンパンマン』のように、幅広い世代に愛される作品に」連続テレビ小説「あんぱん」いよいよスタート!【インタビュー】

ドラマ2025年4月1日

-高知県の「やなせたかし記念館 アンパンマンミュージアム」も訪問されたそうですね、  「アンパンマンミュージアム」には二度伺いました。どちらの日も親子連れでいっぱいで、改めて『アンパンマン』という作品が幅広い世代に愛されていることを知り、「 … 続きを読む

Willfriends

page top