「信秀から信長へ。ここからが新しい時代の幕開けです」高橋克典(織田信秀)【「麒麟がくる」インタビュー】

2020年4月5日 / 20:50

-共演する機会はありませんでしたが、光秀役の長谷川博己さんの印象は?

 非常に爽やかで滑舌がよく、歯切れよくせりふが入ってくる俳優さんです。今はまだ若く爽やかな光秀ですが、いろいろなことが周りで起き、彼の中で沈殿していって、最後につながっていくに違いありません。人間を作っていくのは、いろいろな人との出会いや、さまざまな出来事といった経験です。今はそこに至る前の無垢(むく)さをよく演じられていると思います。そういう意味では、光秀のこれからの成長がとても楽しみです。

-第12回をご覧になる視聴者へのメッセージを。

 今回、ついに信秀の最期が描かれました。初日に撮影したシーンでしたが、なかなかいい死に方をさせていただきました。信秀から信長へと時代が変わっていく曲がり角で、ここからが新しい時代の幕開けです。そんな信秀の最期を演じることができ、寂しいながらも、とてもうれししく、光栄に思っています。

(取材・文/井上健一)

織田信秀役の高橋克典

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