【インタビュー】映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』デイジー・リドリー「レイが模索した答えが本作で明かされます」

2019年12月20日 / 10:00

 『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(77)から42年。そして、シリーズの新たなるサーガの始まりとして製作された『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)から『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(17)を経て、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(12月20日全国公開)で、遂にスカイウォーカー家の物語が完結する。新3部作のヒロインであるレイを演じたデイジー・リドリーに、完結編となった本作への思いを聞いた。

レイを演じたデイジー・リドリー(撮影:堤博之)

-今回が完結編ということで、どんな思いで撮影に臨みましたか。

 特に気負いはなかったです。撮影前の1年間が結構忙しかったので、半年間休みを取りました。家でゆっくりすることができたので、地に足を着けて、リラックスすることができました。事前に特別なことはしませんでしたが、メンタル的にも、肉体的にもヘルシーな状態で撮影に入れるようにしました。

-『~フォースの覚醒』以来の顔合わせとなった、J.J.エイブラムス監督は、デイジーさんの変化について「ライトセーバーが軽くなったみたい」だと話したそうですが、逆に、エイブラムス監督が変化したと思ったところはありましたか。

 不思議だったのは、J.J.は大きなプレッシャーを抱えているはずなのに、『~フォースの覚醒』のときに比べると、撮影現場でとてもリラックスしているように見えたことです。うまく隠していたのかもしれませんが…。『~フォースの覚醒』のときに、彼がよく口にしていたのは「キャスティングが大変だった」ということでした。ですから、誰と誰とのコンビネーションがうまく作用するのかが分かった今は、みんながスムーズに仕事をすることができたのだと思います。彼はとてもオープンな人で、コラボレーションを大切にしてくれます。今回、改めてそう感じました。

-では、大役のレイを演じ切った今の気持ちは?

 レイ役に起用されたことと、撮影現場で素晴らしい時間を過ごせたことは、本当に幸運だったと思います。これは、一緒に仕事をしたみんながすてきな人たちばかりだったからです。また、私自身がレイというキャラクターを信じることができなければこんな気持ちにはならなかったと思います。出演したことをきっかけに、さまざまなものとつながったり、いろいろな場所に赴くことができました。長きにわたったその旅が終わることは不思議な感じがします。その期間を凝縮して考えたときに、『スター・ウォーズ』の中の自分と、普段の自分を切り離すことが難しいほどになりました。公私にわたって本当に美しい経験をさせてもらい、それを自分の人生に加えることができたことは、大きな喜びです。撮影中は、みんなと家族のような関係を築くことができ、その中で、安心しながらいろいろなことを試すことができました。素晴らしい仲間と共に、レガシーの一部となって作品に関われたことがとてもうれしかったです。

-亡くなったレイア姫役のキャリー・フィッシャーからは何か学びましたか。また、レイ役に応用した部分はありましたか。

 具体的な言葉ではなく、そこに一緒にいることで学んだことの方が多いかもしれません。「キャリー、いろいろと聞きたいことがあります」という会話はしたくなかったので、クールな感じを装いました。ただ、振り返ってみれば、キャリーにも、マーク(・ハミル)にも、ハリソン(・フォード)にも、もっといろいろと聞けばよかったと思います。例えば、「『スター・ウォーズ』に関わってどうだったか」「生活にはどんな影響があったのか」「撮影後はどんなふうにして連絡を取り合っていたのか」「撮影現場はどんな雰囲気だったのか」…。 一度キャリーにインタビューをする機会があって、そのときに彼女が「みんなが着なくてもいいように、私が金色のビキニを着たのよ」と言ったのを覚えています。『スター・ウォーズ』の女性キャラとして、彼女はまさに先駆者でした。彼女の後に続いた私たちのために道を切り開いてくれました。彼女がいてくれたおかげで、私は何かを成し遂げることができました。自分が発する言葉には理由がある、と思うことができました。

 
  • 1
  • 2

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

【インタビュー】映画『デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆』松岡茉優「デジモンは一緒に成長してくれる作品」

映画2020年2月21日

 シリーズ20周年を迎えた「デジモンアドベンチャー」。今回の舞台は最初の冒険から10年以上が経過した2010年。当時小学生だった八神太一は大学生になり、仲間たちもそれぞれ歩むべき道を見定め、自身の進路を進み始めていた。そんな中、世界中の“選 … 続きを読む

【映画コラム】テレビ局内のセクハラ騒動を描いた『スキャンダル』

映画2020年2月20日

 2016年、大統領選のさなかに、有力放送局FOXニュースから解雇されたグレッチェン・カールソン(ニコール・キッドマン)が、同局のCEOロジャー・エイルズ(ジョン・リスゴー)をセクハラの罪で告発した。この件に、売れっ子キャスターのメーガン・ … 続きを読む

「道三は先見性のあった人。『野心の塊』とは違う人間らしさを表現したい」本木雅弘(斎藤道三)【「麒麟がくる」インタビュー】

ドラマ2020年2月16日

 好評放送中の大河ドラマ「麒麟がくる」。群雄割拠の戦国時代を舞台にした本作で、主人公・明智光秀(長谷川博己)の主君に当たるのが、美濃の守護代・斎藤道三(利政)である。下剋上を実践した戦国大名の代表的な存在として知られるが、研究が進んだことで … 続きを読む

【インタビュー】映画『フードロア:Life in a Box』齊藤工監督 世界的プロジェクトへの参加で「楽な気持ち」に… 安藤裕子 6年ぶりの映画出演は再びものづくりを楽しむチャンスに!

映画2020年2月14日

 アジアの八つの国の気鋭監督による“食”をテーマにした8エピソードからなるアンソロジーシリーズに監督として参加し、『フードロア:Life in a Box』を手掛けた齊藤工。本作に「神がかったキャスティング」によって出演するシンガーソングラ … 続きを読む

【インタビュー】ウーマンリブvol.14「もうがまんできない」宮藤官九郎 大河ドラマを終え、次に描くのはストレスフルな人間たちの群像劇

舞台・ミュージカル2020年2月13日

 脚本家で演出家、俳優としても活動する宮藤官九郎が、NHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」を終え、次に挑むのは自身が所属する「大人計画」の劇団公演「ウーマンリブシリーズ」だ。同シリーズは、宮藤が作・演出を務め、何ものに … 続きを読む

page top