『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』来日記者会見 「あと数日で、世界中に秘密にしていたことから解放される」

2019年12月12日 / 17:12

(左から)アンソニー・ダニエルズ、ジョン・ボイエガ、J.J.エイブラムス監督、デイジー・リドリー、オスカー・アイザック

 映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の来日記者会見が12日、東京都内で行われ、出演者のデイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、アンソニー・ダニエルズ、J.J.エイブラムス監督ほかが登壇した。

 本作は、スカイウォーカー家の物語を描く『スター・ウォーズ』シリーズの完結編。

 公開を前にした気持ちを聞かれた、主人公レイ役のリドリーが「撮影現場は最高でした。私たちはJ.J.たちが作った世界観に入っていって楽しく演じることができました。ただ、それが終わってしまうことは少し寂しい気がします」と答えると、アイザックもボイエガも同意し、しんみりとした雰囲気になったが、C-3PO役のダニエルズが「あと数日で、世界中に秘密にしていたことから解放されることにワクワクしています」と答えると、場内は和やかな空気に包まれた。

 2016年に亡くなった、レイア姫役のキャリー・フィッシャーを、本作に登場させた意味について聞かれたエイブラムス監督は「僕たちは、レイア姫なしにスカイウォーカー家の物語を終わらせることはできないと思いました。でも、新しいキャストを使うことや、デジタル処理はしたくなかったので、撮りためたフッテージ(素材映像)を使って、新たに彼女のシーンを作りました。僕たちは、レイア姫というキャラクターはもちろん、女優キャリー・フィッシャーも大好きでした。観客にとっても、完結編で再びレイア姫に出会えることは大きな楽しみになるのではないかと思います」と語った。

 また「レイの両親は明らかになる?」と質問されたリドリーは「明らかになります。『~最後のジェダイ』が終わったとき、レイが学んだことに対して、演じた私自身は満足していました。ただ、そのときに言われた言葉に対して、レイは答えを求めているのではないかと感じました。彼女は前に進むために、失ったものについて知らなければならないと思い、それを模索しました。その答えが本作で明かされます」と答えた。

 「今回も、日本から影響を受けた要素はあったか」と聞かれたエイブラムス監督は「カイロ・レン(アダム・ドライバー)の割れたマスクを、金継ぎという日本の伝統技法を使って直すところがあります。レン騎士団はかなり黒澤明監督の作品から影響を受けています」と明かした。

 最後に、本作の予告編でC-3POが「最後にもう一度だけ友人たちに…」と語るせりふの意味を聞かれたダニエルズは「これは大変美しいせりふです。いろいろな解釈ができます。仲間に別れを言う意味にも取れるし、観客の皆さんに向かっての言葉かもしれない…。お待ちいただくのもあと数日です。その間、どういう意味かをお考えいただきたいと思います」と、うまくはぐらかして笑いを誘った。

 映画は12月20日全国公開。


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