【インタビュー】ドラマ「八つ墓村」吉岡秀隆「八つ墓村、キター!」金田一耕助役の再オファーに興奮、村上虹郎「ショーケン!」名優と同役に感激

2019年10月11日 / 17:00

-お二人は初共演だそうですが、お互いの印象をお聞かせください。

吉岡 独特の色気や格好良さ、存在感があってすごいなぁと思います。辰弥役も村上くんなりの解釈が独特で、やはり別格な役者と感じました。

村上 ちょうど昨日、吉岡さんが出演されている映画『男はつらいよ ぼくの伯父さん』(89)、『八月の狂詩曲』(91)、『ALWAYS 三丁目の夕日』(05)を3本立てで見ましたが、吉岡さんはどこか頼りない役が多いイメージなのですが、「いつも安心感がない」という安心感があると思います(笑)。それに、誰とも絶対的に違うリズムやトーンをお持ちの方。僕を「別格」と表現してくださいましたが、「人と違う」という意味では、吉岡さんは“その筋の先輩”みたいな感覚です。

吉岡 危ないね。「あいつら、ズレてるぜ…」って思われているかもね(笑)。

-そんな吉岡さんだから演じられる、人間味あふれる、これまでとは一味違う金田一耕助の3作目に期待するファンも多いと思います。

吉岡 金田一は魅力的ではあるけど、いきなり足元をすくわれるような油断できない怖い役でもあり、そういう難役を演じてこられた歴代の役者の仲間に僕を加えていただいたことはうれしいです。でも、役者が金田一耕助を選ぶのではなく、金田一耕助が役者を選んでいるような不思議な錯覚があります。だから、次も僕かもしれないけど、ほかの人かもしれません。金田一がどこかで狙っているんじゃないかな(笑)。

(取材・文/錦怜那)

「八つ墓村」ポスター

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

岸井ゆきの「夫婦の“切実さ”が描かれている」宮沢氷魚「すごくやりがいがありました」すれ違っていく夫婦役で初共演『佐藤さんと佐藤さん』【インタビュー】

映画2025年11月28日

-結婚したサチとタモツのすれ違いが最初に垣間見えるのが、共通の友人の結婚式に1人で参加したサチが帰宅した後のシーンです。勉強しながら留守番していたタモツに、結婚式の様子を話したサチがトイレに行った後、何気なく「トイレットペーパーないよ」と声 … 続きを読む

28歳で亡くなった阪神タイガースの元選手の実話を映画化! 松谷鷹也「横田慎太郎さんのことを知っていただきたい」前田拳太郎「誰かの背中を押す作品になるはず」『栄光のバックホーム』【インタビュー】

映画2025年11月28日

-そんな親しい関係を築き上げたお二人に加え、WEBで公開されている本作のプロダクションノートを拝見すると、秋山監督をはじめとするスタッフの熱量もかなり高い現場だったようですね。 松谷 俳優がスタッフも兼任するのが秋山組の特徴で、「慎太郎さん … 続きを読む

吉高由里子「忘れかけていたことをいきなり思い出させてくれる」 念願の蓬莱竜太と初タッグ パルコ・プロデュース2025「シャイニングな女たち」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月28日

 吉高由里子が2022年の「クランク・イン!」以来、3年ぶりに舞台主演を果たす。吉高が挑むのは、日常に潜む人間の葛藤や矛盾を丁寧にすくい取り、鋭い視点の中にユーモアを織り交ぜる作風で共感を呼んできた蓬莱竜太が描く新作舞台、パルコ・プロデュー … 続きを読む

【映画コラム】新旧監督の話題作が並んで公開に『TOKYOタクシー』『金髪』

映画2025年11月22日

『金髪』(11月21日公開)  ある公立中学校で、市川(岩田剛典)が担任するクラスの数十人の生徒たちが髪を金色に染めて登校してきた。生徒たちは校則への抗議を主張し、学校中は大騒ぎになる。活動の発起人である板緑(白鳥玉季)に「なぜ髪を染めては … 続きを読む

中川晃教「憧れることが原動力」 ミュージカル「サムシング・ロッテン!」で7年ぶりにニック役に挑戦【インタビュー】

舞台・ミュージカル2025年11月22日

 数々のミュージカル作品へのオマージュが登場するコメディーミュージカル「サムシング・ロッテン!」が12月19日から上演される。2015年にブロードウェイで初演された本作は、「コーラスライン」、「アニー」、「レ・ミゼラブル」などの人気ミュージ … 続きを読む

Willfriends

page top