エンターテインメント・ウェブマガジン
「なつよ…」があることで、なつのお父さんが話していることを印象づけたかったので、スタッフには「意地でも入れる」と伝えていました。でも、こだわると大変だろうなとは思っていたし、実際、呼び掛けることがないときもあり、そのときは無理やりひねり出していました。放送時には入っているときと入っていないときがあり、それは演出家の判断、内容や尺によって不要となったときはカットしてくださいと言ってあります。編集された映像を見て、僕からいらないと言うこともあります。「来週に続けよ」は途中で、素晴らしい音楽と合っていない気もしたんですが、今さらやめるわけにもいかないので無理やり続けました。だんだんなじんできて、一つの世界観になったと思っています。なかなか挑戦的な試みで、違和感を覚える視聴者もいると思いますが、最後まで、これは慣れていただくしかありません!
昭和のテレビアニメのエポックメイキング的な、テレビアニメシリーズ「世界名作劇場」の走りのようなテレビ漫画を、なつと坂場が一緒に作ることをドラマの最終目標にしていました。モチーフにしたのは「大草原の小さな家」で、舞台を十勝にしたのは、なつの故郷であり、タイトルバックの製作時に十勝ロケをしたアニメパートのスタッフから「タイトルバックの世界観を生かしたい」とリクエストされたからです。本当は、最後に主人公が自分の生い立ちめいたものをテレビ漫画にするという王道的なことはやりたくなかったけど、今回は100作目だし、王道を貫いてもいいと思ったので、最終的には、完全になつの物語になっているかもしれません。
ありがとうございました。
(取材・文/錦怜那)
映画2025年7月11日
-最初に35ミリフィルムで撮ったというテロップが出ますが、画面の色遣いや音楽の使い方を見ていると、70年代のニューシネマのような雰囲気があると思いましたが、そういう狙いはあったのでしょうか。 その通りです。ただ、それはアメリカ映画に限った … 続きを読む
映画2025年7月10日
-2度の災害を経験して行き場のない怒りを抱いている山本が、ボランティアの若者と出会って心が解けていって笑顔を浮かべる場面が印象的でしたが、若者役の小林虎之介さんとの絡みはいかがでしたか。 僕は若い人と芝居をするのがすごくうれしいんです。今 … 続きを読む
ドラマ2025年7月7日
トリンドル玲奈が主演するドラマ「レプリカ 元妻の復讐」が、7日23時6分からテレ東系で放送がスタートする。本作は原作・タナカトモ氏、作画・ひらいはっち氏による同名漫画を映像化。整形して別人として生きる主人公・伊藤すみれ(トリンドル)が、人 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
-そのほか、撮影を通じて特に印象に残ったことがあれば教えてください。 安田 撮影が終盤に差し掛かった頃、原作者のキム・スジンさんにお目にかかる機会があったんです。キム・スジンさんは、それぞれのキャラクターに、ものすごく細かいバックボーンを作 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
-松本さんとは初共演ですね。現場での印象は? 「はい、行くよ!」って声をかけて引っ張っていってくださる兄貴肌です。スタッフの皆さんとも積極的にコミュニケーションを取っていらっしゃる姿も見ますし、松本さんの存在で撮影現場全体が活気づいている … 続きを読む