エンターテインメント・ウェブマガジン
誰にでも平等に訪れる死の時、あなたはどんな最期を迎えたいですか? つらく、苦しい治療をやめ、住み慣れた自宅や、本人の希望する形で温かい死を迎えるために患者とその家族をサポートする看取り士。「日本看取り士会」の代表理事を務める柴田久美子が経験した多くの温かい時間が本作の原案だ。早期退職後、セカンドライフの仕事として岡山県高梁市にある看取りステーションで看取り士を務める主人公・柴久生を榎木孝明が演じ、高梁市唯一の診療所へ赴任してきた新任の医師・早川奏太を2.5次元舞台を中心にマルチに活躍する高崎翔太が演じた。今回は、高崎に演じた役や、本作への思いについて語ってもらった。
先輩が多い現場でしたが、和やかで優しい方ばかりでした。撮影中、榎木さんと二人きりになったときに古武術の技を教えてもらいました。
看取り士という職業に真摯(しんし)に向き合って、芝居以外の部分を丁寧に演じていたのがとても印象的でした。
一度舞台で演じたことがあります。医者というのは患者さんを治すことが仕事なんですけど、つらい思いをしたくないという患者さんの意思を尊重して、看取り士のように最期まで丁寧に看取るのが正解なのか、意地でも病気を治すことを考えるのが正解なのか、家でも現場でもずっと考えていました。

考えたことがないです(笑)。でも、病気もなく、一番いい頃にパッといきたいなって思います(笑)。
ドラマとバラエティーの撮影で行ったことがあります。映画は高梁市で撮影をしたんですけど、そこの無人駅の目の前が川で驚きました。新潟出身なので無人駅を使ったことはあるんですけど、森と川しかない場所というのは初めてでした。
衣装を着ていたので無理でした。でも、あと10歳若かったらきっと遊んでいましたね(笑)。
最近は旅行によく行きます。この前は本場の中華料理が食べたくて友達と1泊2日で上海に行って来ました。
ブラジルとか、南アメリカとか、お休みがたくさんないと行けない国に行ってみたいです。あとはクリスマスのオーストラリアに行ってサーフィンをしているサンタクロースが見たいです(笑)。
1人でもぜひ見に来てほしいんですけど、家族や友達、大切な人と一緒に見に行って、感想や内容を共有していただければ、より一層その人たちを大切に思うことができる作品だと思います
(取材・文・写真/丸山有咲)

(c)2019「みとりし」製作委員会
映画『みとりし』9月13日(金)から有楽町スバル座ほか全国順次ロードショー
http://is-field.com/mitori-movie/
映画2025年11月28日
大学で出会った佐藤サチと佐藤タモツはたちまち意気投合し、一緒に暮らし始める。ところが卒業後、弁護⼠を⽬指すタモツは司法試験に失敗。独学を続けるタモツに寄り添うため、サチも司法試験に挑むが、数年後、合格したのはサチだった。結婚、出産を経て弁 … 続きを読む
映画2025年11月28日
プロ野球、阪神タイガースの将来を担う選手として期待されながらも、21歳で脳腫瘍を発症して引退、その後も病気と闘いながら講演会活動などを続け、2023年に28歳で亡くなった横田慎太郎の生きざまを描いた『栄光のバックホーム』が、11月28日か … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月28日
吉高由里子が2022年の「クランク・イン!」以来、3年ぶりに舞台主演を果たす。吉高が挑むのは、日常に潜む人間の葛藤や矛盾を丁寧にすくい取り、鋭い視点の中にユーモアを織り交ぜる作風で共感を呼んできた蓬莱竜太が描く新作舞台、パルコ・プロデュー … 続きを読む
映画2025年11月22日
『TOKYOタクシー』(11月21日公開) タクシー運転手の宇佐美浩二(木村拓哉)は、85歳の高野すみれ(倍賞千恵子)を東京の柴又から神奈川県の葉山にある高齢者施設まで乗せることになった。 すみれの「東京の見納めに、いくつか寄ってみたい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月22日
数々のミュージカル作品へのオマージュが登場するコメディーミュージカル「サムシング・ロッテン!」が12月19日から上演される。2015年にブロードウェイで初演された本作は、「コーラスライン」、「アニー」、「レ・ミゼラブル」などの人気ミュージ … 続きを読む