【インタビュー】男劇団 青山表参道X 第2回公演「ENDLESS REPEATERS-エンドレスリピーターズ-」栗山航&西銘駿&塩野瑛久&定本楓馬「1年間の成長を見て」

2019年7月13日 / 12:00

-では、作品にちなんで、もし過去に戻れるとしたら、いつに戻りたいですか。

栗山 小学生のときです。野球をやっていたんですが、ヒジを壊しちゃって続けられなかったんです。それがなければ続けていたと思うので、もっとちゃんとケアすればよかったなって。そしたら、もしかしたら「メジャーリーガー栗山航」がいたかもしれない(笑)。

定本 僕はまだ生まれていないんですが…、昭和の東京オリンピックがあった頃に行って、街の雰囲気を体感してみたいです。人と人とのつながりが大事だった時代なんじゃないかなと思うんです。その時代を体験してみたいですね。

塩野 過去に戻るというよりは、繰り返したいことですが…、初恋のあの気持ち、あの緊張感、あの空気を繰り返し経験したいです。

栗山 初恋はいつだったの?

塩野 中1ぐらい。あの独特の空気はいまだに懐かしいんですよね。うずうずした感じとか緊張感とか。もちろん、今でもドキドキすると思いますが、手をつなぐのも恥ずかしいとか、誰かに見られるのも恥ずかしいというような気持ちはもうないんです…。

西銘 それ、むちゃくちゃ胸にくる。僕もそれでお願いします(笑)。

-改めて、公演への意気込みを。

西銘 今回は、360度いろいろな角度からお芝居を見られる円形劇場での公演です。僕たちも円形劇場での公演は初めてなので、どこから見られてもいいように、体全身で表現していきたいです。1年間の成長を見てほしいと思っています。

塩野 「何回も繰り返し見てください」ってあまり言いたくないですが、この舞台に関してはぜひ3回見ていただけたらうれしいです。3チームそれぞれの色が出ていて、その色によって物語の見え方がかなり変わってくると思います。ぜひ繰り返し見てもらえたらと思います。

定本 笑えるシーンもたくさんありますが、物語が進むにつれて謎が解き明かされてくるドキドキ感も楽しめる作品です。驚くような展開が待っている面白い作品になると思うので、皆さまぜひ楽しみにしていてください。

栗山 「第3回公演も待っている」と言っていただけるように、まずはこの第2回公演を成功させたいと思っています。ぜひ遊びにきてください。

(取材・写真・文/嶋田真己)

(C)「エンドレスリピーターズ」製作委員会

 男劇団 青山表参道X 第2回公演「ENDLESS REPEATERS―エンドレスリピーターズ―」は、7月20日〜28日、都内・品川プリンスホテル クラブeXで上演。
男劇団 青山表参道X 公式サイト https://oscar-aox.jp

 

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