エンターテインメント・ウェブマガジン
もともと、こういう話をやりたいと言っていたのは、競輪が大好きな脚本家の加藤正人さんです。僕自身はまったくギャンブルはやらないので、最初は「どうかな…?」とも思いました。ただ、ギャンブル依存症に対する社会の取り組みや国の立ち位置について、「ちょっとおかしいのでは…?」という問題意識は持っていたので、いろいろ考えるうちに「面白そうだ」と。
全くNGはありませんでした。不思議に思ったのは、香取さんがリリーさんからお金を借りる場面のこと。借りた後の「本当にすいません…」という表情が真に迫っているんです。「こういう人、見たことある」という感じで…。お金を借りる人は借りた瞬間、必ずああいう顔をするんです。でも、香取さんは生活に困ってお金を借りたことなんて絶対にないはず。だから、どうしてあんな顔ができるのかと…。本当にゾクッとしました。間違いなく、世の中をよく見ていますよね。
そう思います。映画映えもする方ですし、このままではもったいない。忙しいことは分かっていますが、年に2本ぐらい映画に出てほしい。本当にすごい人だと思います。
(取材・文・写真/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年12月13日
稲垣吾郎が、2026年2月7日から開幕するPARCO PRODUCE 2026「プレゼント・ラフター」で傑作ラブコメディーに挑む。本作は、劇作、俳優、作詞、作曲、映画監督と多彩な才能を発揮したマルチアーティスト、ノエル・カワードによるラブ … 続きを読む
映画2025年12月12日
-パーシーのように、与えられた仕事を楽しくやるコツがあれば教えください。 仕事があることが幸せ。シンプルにそういう意識を持ってやっています。僕もミュージシャンを目指していろいろとやっていましたが、思うように行かなくて。でも、音楽に対する情 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年12月10日
-堤さんと高橋さんは高橋さんのドラマデビュー作以来のタッグと聞いています。堤さんは高橋さんの吉良上野介にどのような期待を寄せていますか。 堤 ぴったりだと思いますよ。生き馬の目を抜く芸能界で酸いも甘いも知り尽くしていますから。デビューの瞬間 … 続きを読む
ドラマ2025年12月8日
-治済に対する仇討ちのため、対立関係にあった蔦重と松平定信(井上祐貴)がタッグを組む展開にも驚かされると同時に、思わず胸が熱くなりました。 藤並 白河藩に戻った後の定信は、それまでとは打って変わって、大田南畝や山東京伝に本を書かせているんで … 続きを読む
映画2025年12月5日
-戦場で、田丸が絵や漫画を描くことにどのような意味があったと思いますか。 功績係に任命された田丸には、もちろん何かを書き記すという使命感もあったでしょうが、いつ自分や仲間が命を落とすか分からない状況の中で、自分の世界の中で向き合えるものが … 続きを読む