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勝地さんのお芝居には、パッパッと場面が切り替わる紙芝居を見ているような鮮やかさがあります。金栗(四三)さんの下宿に転がり込んできたとき(第18回)は、小梅が帰った途端、向かいに住んでいるシマ(杉咲花)ちゃんに声をかける場面があったので、「女性だったら誰でもいいんですか?」と聞いてみたんです。そうしたら、「僕もよく分からないです」と言われてしまいました(笑)。
台本を読んで、まず「すごいドラマだ」と、その面白さに心を奪われました。それからずっと「1年間、宮藤(官九郎)さんの哲学について行く」という感覚が続いているので、とても幸せです。「あまちゃん」(13)でも宮藤さんの脚本は経験していましたが、あの頃より自分の視野が広がったこともあり、「あのときは見つけられなかった宝物がいっぱいあった」と、もう一度土を掘り返しているような気分です。改めて、「あまちゃん」の台本を読んでみたくなりました。
みんな粒立っていて、ちゃんと存在感があって、みんなそれぞれのかわいらしみがあるので、見た人の印象に残る。そこに、宮藤さんの人間観察力の鋭さと、根底にある人間愛を感じます。小梅も、それほど頻繁に出てくるわけではありませんが、宮藤さんの愛情を感じるし、ちゃんと大事な役割があるような気がしています。だから、私もモチベーションを保てるし、何も疑わず、愛情を持って演じることができる。すごい脚本家さんだな…と。心から尊敬しています。
(取材・文/井上健一)
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