エンターテインメント・ウェブマガジン
最近、芸能界でも元気だった先輩方が立て続けに亡くなる様子を目にして、改めて考えるようになりました。もし、自分がその立場になったらどうするか。そういうことを怖がらずに考えることが、ある意味、自分の将来に対する安心につながる。人間はいつか必ず生を終えるときが来るわけですから。こういう作品を通じて疑似体験することで、自分に照らし合わせて再確認できる。そうすると、延命治療をしない選択をした人がいると聞いても、その意味が理解できるようになる。ずっと苦しんで、病院のベッドの上で、天井だけを見て過ごすことが果たして幸せなのか…と。そう考えると、「それはそれで、良かったのでは…」とも思いますよね。
ただ、そう考えることができるのも、目を背けず、そういうものを見ようとしてきたから。だから、皆さんにもぜひこの作品を見てほしい。安楽死から始まるつらい話ですが、見ることによって「もしこうなったら、どっちがいい?」と家族や親兄弟と話し合うきっかけにもなる。そういうことはすごく大事。この先「そのときになったら、何とかなるだろう」では済まなくなるはずですから。そういう意味では、久坂部先生の小説はわれわれに警鐘を鳴らしてくれるものだし、そんな難しい題材のドラマ化に挑戦したことは、WOWOWさんの英断だと思います。
(取材・文・写真/井上健一)
「連続ドラマW 神の手」の第1話は6月23日(日)午後11時~6月30日(日)午後10時まで、番組公式サイト&WOWOW公式YouTubeにてオンラインで視聴可能。
2026年9月29日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
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-おばあちゃん役の風吹ジュンさんとの印象に残ったエピソードがあれば。 とても面倒見のいい方で、何か聞いたら何でも返してくれるし、気を使ってくださいました。本当は僕が気を使わなければいけないのに、風吹さんの方から、「大丈夫よ。頑張ろうね」っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月29日
向井理が主演するM&Oplaysプロデュース「ブランク」が、10月3日から開幕する。本作は、2023年に本多劇場で上演した「リムジン」に続き、向井と倉持裕が再びタッグを組んで贈る新作公演。ある弁護士事務所を舞台に、そこで繰り広げら … 続きを読む
ドラマ2026年9月28日
-そんな珠の父・清治は、現代ではありえないほど娘に厳しく接しますね。 厳しい父親の話は、宇野千代さんの著書にも書かれていることです。現代の視点で見るとつらい話ではありますが、当時の家父長制の下では、ああいう側面があったことは事実です。ただ … 続きを読む
ドラマ2026年9月26日
-劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。 実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む