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今は、脚本を読んで、とりあえずやってみて、演出の鄭さんが「もっとこっち、もっとこっち」というところに必死に付いていっているっていうところです。稽古場でやりながら作り上げていって、家に帰ってそれを振り返ってさらに「こういうことかな」って考えて…って、日々試している感じです。
求められる人になりたいです。作品を作るに当たって、監督やカメラマンさんなど、いろいろなセクションがありますが、僕ら俳優もそのセクションの一つなので、そこで「稲葉友がほしい」と思っていただける要素がある俳優になりたいと思っています。世間的な知名度はそこまでではないけど、めちゃめちゃ起用されているというのが理想です。顔は見たことがあるけど、名前はあんまり分からないというような(笑)。俳優といってもいろいろなタイプがいていいのかなと思うので、僕はそういう気付いたらいる、求められる、どの作品に入ってもいいものが残せる俳優でいたいです。
今年がデビュー10年目に入るということもあり、新しくというよりは、改めて立ち返ってみるいい機会かなと思っています。平成から令和になるというのは、もちろん転機になるとは思いますが、あまり巻き込まれすぎないように、でも乗り遅れないように心持ちの準備はしておこうとは思っています。手持ちの武器を確認しておくというか…。そういう意味でも、人間ドックに行きたいんですよ(笑)。27歳になるんですが、そろそろそういうことを考える年齢に差し掛かってきたなって思って、保険にも入ったんです(笑)。今は手が届く範囲に目を向けて、また30歳を超えたぐらいの年齢から勢いを出せるようにいろいろなものを蓄積できたらいいなと思います。
演劇人からのレスポンスが大きく、プレッシャーも感じていますが、それにしっかり応え、想像を超えていけるような作品になるよう、出せるものは全部出して挑もうと思っています。
(取材・文・写真/嶋田真己)
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