エンターテインメント・ウェブマガジン
嘉納先生は、せりふがものすごく多いんですよね。僕が出るシーンでは特に、主役かと思うぐらい、しゃべり続けています。しかも、撮影はまとめて行うので、嘉納先生が1日中しゃべっている日が3日ぐらい続いたりする。役所さんは「せりふを覚えるのが大変」と言いながらも、それをきちんと演じ切る。やっぱりすごい俳優だな…と。僕にはとてもできません。もし僕に嘉納治五郎役のオファーが来ていたら、断っていたでしょうね(笑)。僕も、芝居にはこだわりを持っているつもりですが、芝居のクオリティーを保ったままあの量をこなす役所さんの姿を目の当たりにすると「僕なんか、まだまだ…」と思わされます。それぐらいすごい。間違いなく、世界に誇れる数少ない日本の俳優の一人です。
役所さんの方から「せりふ合わせをしたい」と言ってくれるので、喜んでお付き合いしています(笑)。
当時は、自国の領土を拡大していく帝国主義が当たり前だった時代。そんな中で、平和な世界を作るという大志に突き動かされた人たちが、その象徴として開催したのがオリンピックです。そこには、「参加することに意義がある」という理想がありました。嘉納治五郎や可児徳たちは、その理想に共感し、日本も参加すべきだとまい進していった。本当に素晴らしく、カッコいいことだな…と。そんな人生を送ることができた彼らをうらやましく思うのと同時に、演じさせてもらえるのはありがたいです。僕たちも彼らを見習い、これからも平和な世の中を目指していかなければと、改めて考えさせられます。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2026年9月26日
-劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。 実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む
映画2026年9月25日
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(9月11日公開) ニューヨークの貧しい家庭に生まれたアフリカ系アメリカ人のアレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、貧困と差別から抜け出すため18歳で海兵隊に入隊する。1966年、ベトナム戦争 … 続きを読む
映画2026年9月24日
-クライマックスの「勧進帳」で、歴代の團十郎さんによる弁慶と富樫が重なって映るシーンも、三池監督の発案でしょうか。 團十郎 私からは何も言っていません。三池さんが一生懸命にお作りになって、ああいう形になってよかったと思います。父(十二代目) … 続きを読む
映画2026年9月18日
-お二人は今回が初共演だそうですが、そういう金田一と辰弥の関係をどのように作っていったのでしょうか。 松也 僕のクランクインが、ロケ地の岡山でちょうど奥さんや堀田(真由/森美也子役)さんと3人のシーンでしたので、初日の撮影が終わった後にみん … 続きを読む
映画2026年9月18日
有村 花春ちゃんは、その青さといい輝きといい、本当に今しかないものがしっかりと画面に映っていました。15歳の聡子ちゃんには、まだ名の知れぬ感情がいっぱいある。これからこの子はいろいろな感情を知って大人になっていく。今はそのスタートラインにい … 続きを読む