【インタビュー】「二度目の夏」東出昌大「ついにきたかという思い」太賀「僕の俳優人生にとってすごく大きなことになる」

2019年5月18日 / 16:00

-お二人は映像作品にも多数出演されていますが、舞台に出演することにはどんな魅力を感じていますか。

太賀 自分のお芝居を変えているということはありませんが、やはり映像と演劇のお仕事は全然違いますね。映像の畑でずっとやっている人間からしたら、受け取り側のリアクションが目の前にあることはすごく新鮮で、そのリアクションで一喜一憂したりするのも演劇ならではだと思います。自分のせりふ一言で、その場の空気が凍りつくこともあれば、緊張が一気に緩和されて大爆笑が起こることもあるし、役者がその空間で躍動できるということは、映像とは全く違う喜びですね。

東出 僕も、その場で生まれる奇跡のような瞬間がありえるのが舞台だと思っています。僕自身、お客さんとして劇場に行って、時間を忘れて没入して、目の前で起きていることの奇跡にうち震えることが度々あります。舞台を見ながら感情移入して泣くこともあります。僕自身も、そういった奇跡の時間を生めればと思いますし、生まなければいけないなと思います。

-お二人が出演されることで、舞台を初めて見にいこうと思うお客さんも多いと思います。そこで、舞台初心者の方に向けて、どういったところを楽しみに舞台を見にいけばいいか、アドバイスを頂けますか。

東出 (東京公演であれば)下北沢観光のつもりで来ていただければ!(笑)。演劇の象徴的な場所である本多劇場で舞台を見ていただいて、帰りに舞台のチラシがいっぱい貼ってあるような居酒屋で飲んで、隣の席で愚痴っている役者の話を小耳に挟んだりしたら、下北沢を堪能していただけると思います(笑)。

太賀 冷静に考えてみたら、この日本で演劇に触れたことがある人は、めちゃくちゃ少ないと思うんですよ。それでも、演劇を渇望している人間もいて、演劇に救われている人間もいて、そこには演劇の魅力が確かにある。演劇って難しいんじゃないかっていう先入観があるかもしれませんが、本来は間口が広いものですし、興味本位でもいいので触れてみてもらいたいと思います。映像では分からない何かがあるので、劇場には!

(取材・文・写真/嶋田真己)

舞台「二度目の夏」

 舞台「二度目の夏」は7月20日~8月12日、都内・本多劇場ほか、福岡、広島、静岡、大阪、名古屋、神奈川で上演。

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