エンターテインメント・ウェブマガジン
太賀 自分のお芝居を変えているということはありませんが、やはり映像と演劇のお仕事は全然違いますね。映像の畑でずっとやっている人間からしたら、受け取り側のリアクションが目の前にあることはすごく新鮮で、そのリアクションで一喜一憂したりするのも演劇ならではだと思います。自分のせりふ一言で、その場の空気が凍りつくこともあれば、緊張が一気に緩和されて大爆笑が起こることもあるし、役者がその空間で躍動できるということは、映像とは全く違う喜びですね。
東出 僕も、その場で生まれる奇跡のような瞬間がありえるのが舞台だと思っています。僕自身、お客さんとして劇場に行って、時間を忘れて没入して、目の前で起きていることの奇跡にうち震えることが度々あります。舞台を見ながら感情移入して泣くこともあります。僕自身も、そういった奇跡の時間を生めればと思いますし、生まなければいけないなと思います。
東出 (東京公演であれば)下北沢観光のつもりで来ていただければ!(笑)。演劇の象徴的な場所である本多劇場で舞台を見ていただいて、帰りに舞台のチラシがいっぱい貼ってあるような居酒屋で飲んで、隣の席で愚痴っている役者の話を小耳に挟んだりしたら、下北沢を堪能していただけると思います(笑)。
太賀 冷静に考えてみたら、この日本で演劇に触れたことがある人は、めちゃくちゃ少ないと思うんですよ。それでも、演劇を渇望している人間もいて、演劇に救われている人間もいて、そこには演劇の魅力が確かにある。演劇って難しいんじゃないかっていう先入観があるかもしれませんが、本来は間口が広いものですし、興味本位でもいいので触れてみてもらいたいと思います。映像では分からない何かがあるので、劇場には!
(取材・文・写真/嶋田真己)
舞台「二度目の夏」は7月20日~8月12日、都内・本多劇場ほか、福岡、広島、静岡、大阪、名古屋、神奈川で上演。
映画2026年8月27日
-中野監督は、早瀬さんのクランクアップ時の様子について「崩れ落ちるように」と語っていますが、当時の心境はいかがでしたか。 撮影中は朝子と一心同体で生きた感覚があったので、クランクアップしたときは「うれしい」でも「寂しい」でもなく、何とも言 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年8月27日
スペインの詩人・劇作家ロルカの傑作「イェルマ」を起点に、作:オノマリコ×演出:稲葉賀恵によって、1930年代のスペインから現代の東京へと舞台を移し、生きる価値を見出そうとする女と男たちの物語を描く舞台「Yerma イェルマ」が9月21日か … 続きを読む
映画2026年8月26日
-しんすけさんを含め、スペシャルニーズの方々やそのご家族にお会いしたことで、作品に取り組むお気持ちに変化はありましたか。 最初にお会いしたとき、ご家族から「俳優として接してください」とお話がありました。「やりたいことは遠慮しないでください … 続きを読む
2026年8月25日
K-POPや韓国ドラマは、エンターテインメントであると同時に、韓国社会を映す鏡でもある。何気ない言葉やしぐさ、習慣の背景をたどると、その国ならではの価値観や歴史、人との関わり方が見えてくる。この連載では、韓国カルチャーを入り口に、知ってい … 続きを読む
映画2026年8月25日
近藤 風子が映画を撮ることに興味があるのは、自分ともすごく似ているところだったので、近藤華のオタク的な部分を出して演じた部分はありました。風子は年齢的に子どもでも大人でもない時期なので、自分は大人だと思って背伸びをしているところから、だんだ … 続きを読む