エンターテインメント・ウェブマガジン
山県はどちらかといえば、大久保さん寄りの考えを持っている人です。日本という国をどうしていくかという点では、考え方も似ている。奇兵隊時代にたくさんの仲間を失い、彼らのため、そして戊辰戦争での多くの犠牲者のためにも、この国を西欧列強に負けない強い国にしていかなければいけないという思いを持っていた。ただ、西郷さんを尊敬する気持ちも変わってはいません。そういう意味では、西郷さんと大久保さんの間で揺れ動いていたに違いありません。
劇中でも語られていたように、山県は西郷さんと一緒に徴兵制の実現を目指していました。それは、これからの日本に必要だと考えていたからこそ。だから、反乱士族たちに負けるようでは意味がない。そういう意味で、西南戦争は山県にとって絶対に負けられない戦いだった。西郷さんを討ちたくはないが、徴兵制で組織した国軍の強さを見せるには絶好の機会。そういう複雑な心境だったでしょうね。最終回にも、そんな西郷さんへの思いを表現する場面があります。
劇中ではそこまで描かれませんが、西南戦争以後の山県は、西郷さんの思いも背負い、豊かな国にするため、日本を近代国家に作り上げようとしたのではないかと。事務処理能力に優れていたという話もありますが、彼の歩みを振り返ると、奇兵隊では高杉晋作の下で働き、西郷さんにかわいがられ、木戸孝允にも一目置かれ、大久保さんにも重用された…。そんなふうに幕末・維新期の英雄たちと関わり、83歳まで生きた山県有朋は、やはりあの時代に必要な人だったのではないでしょうか。
(取材・文/井上健一)
映画2026年9月18日
-お二人は今回が初共演だそうですが、そういう金田一と辰弥の関係をどのように作っていったのでしょうか。 松也 僕のクランクインが、ロケ地の岡山でちょうど奥さんや堀田(真由/森美也子役)さんと3人のシーンでしたので、初日の撮影が終わった後にみん … 続きを読む
映画2026年9月18日
有村 花春ちゃんは、その青さといい輝きといい、本当に今しかないものがしっかりと画面に映っていました。15歳の聡子ちゃんには、まだ名の知れぬ感情がいっぱいある。これからこの子はいろいろな感情を知って大人になっていく。今はそのスタートラインにい … 続きを読む
ドラマ2026年9月17日
-看護師役を演じて、看護師に対する印象が変わった部分はありますか。 見上 最初の頃は、「技術職」という印象が強く、看護婦養成所のパートが始まったときは、包帯やシーツをきちんと扱えるようにしなければ…という意識が強かったんです。でも、イベント … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年9月14日
丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む
ドラマ2026年9月13日
-本作では戦国時代の過酷さが描かれる一方で、ユーモアのあるシーンも多いですが、その辺もお二人が空気感を作っているのでしょうか。 その点は、お二人と一緒に現場を引っ張ってくださる蜂須賀正勝役の高橋努さんの存在も大きいです。この作品は、戦国時 … 続きを読む