エンターテインメント・ウェブマガジン
きっかけは初対面のときに「(島津)斉彬さんから評判を聞いていた」と思い出したことですが、実際に会ってみて、なにか大きなものを感じたんでしょうね。一番は、やはり無血開城を決断したことかなと。
全然違いますよね。俺が初めて撮影に入ったときは「お待ちしてました!」という雰囲気で明るく歓迎してくれたけど、今はもう「おはよう!」とあいさつしても「おはようございます」と簡単に返す程度。空気が全く違います。それは、亮平くんがあらかじめ温かな雰囲気を作っておいて、ある時点からガラッと修羅のように変わるという演技プランを立てていたからなんだなと。今はすっかり顔つきまで変わっていますから。
格上の人として見ない。身分は慶喜の方が上ですが、面と向かって反発する場面も多いので、そういうことを心掛けています。ただ、だからこそ無血開城のときも、戦はやめると決めた慶喜や家臣たちが、できるだけ成敗されないようにと、西郷に頼むことができた。さらに、攻撃を中止しながらも「どうしても許せないのは慶喜公だ」と憤る西郷に、勝は「会いに行けよ」と返し、「おまえさんたちのけんかは、おまえさんたちで片を付けろ」と告げる。戦や策略などの駆け引きをするよりも、直接会いに行けばいいじゃないかというのは、人を区別しない勝ならではのいいせりふだったと思います。
一番はやっぱりセット。スタッフの渾身の力作が出来上がっているので、浮ついた気分で入ると、地に足がつかない状態になってしまうんです。しかも、そこに照明の効果も加わると、独特の世界観が表れてくる。今回も初日、スケジュールの都合でバタバタとセットに入ったら、ふすまの開け方も分からなくなってしまったぐらいで…。無血開城の場面も、庭の桜の木の存在感がやっぱりすごかった。大河のセットには、それぐらいの力がある。だから、2日目からは事前にセットに入り、まず全体を眺めてその空気を飲み込んで、気持ちが食われないようにしてから、撮影に臨むようにしています。
(取材・文/井上健一)
映画2025年11月29日
『栄光のバックホーム』(11月28日公開) 2013年のプロ野球ドラフト会議で指名され、鹿児島実業から阪神タイガースに入団した18歳の横田慎太郎(松谷鷹也)。誰もがその将来に大きな期待を寄せていたが、突然横田の目にボールが二重に見えるとい … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月29日
氷川きよしが座長を務める「氷川きよし特別公演」が2026年1月31日に明治座で開幕する。本作は、氷川のヒット曲「白雲の城」をモチーフにした芝居と、劇場ならではの特別構成でお届けするコンサートの豪華2本立てで贈る公演。2022年の座長公演で … 続きを読む
映画2025年11月28日
-結婚したサチとタモツのすれ違いが最初に垣間見えるのが、共通の友人の結婚式に1人で参加したサチが帰宅した後のシーンです。勉強しながら留守番していたタモツに、結婚式の様子を話したサチがトイレに行った後、何気なく「トイレットペーパーないよ」と声 … 続きを読む
映画2025年11月28日
-そんな親しい関係を築き上げたお二人に加え、WEBで公開されている本作のプロダクションノートを拝見すると、秋山監督をはじめとするスタッフの熱量もかなり高い現場だったようですね。 松谷 俳優がスタッフも兼任するのが秋山組の特徴で、「慎太郎さん … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年11月28日
吉高由里子が2022年の「クランク・イン!」以来、3年ぶりに舞台主演を果たす。吉高が挑むのは、日常に潜む人間の葛藤や矛盾を丁寧にすくい取り、鋭い視点の中にユーモアを織り交ぜる作風で共感を呼んできた蓬莱竜太が描く新作舞台、パルコ・プロデュー … 続きを読む