エンターテインメント・ウェブマガジン
今回、桂小五郎役のオファーを頂いたときは正直、驚きました。僕は日頃から、自分がやってきた役に対する責任感を大事にしています。そういう意味で、「八重の桜」で会津藩士を演じた僕が長州の人間を演じるということは、会津の人たちから「裏切り者」と思われても仕方のないことですから。
朝ドラの「マッサン」(14~15)でお世話になった櫻井(賢)プロデューサーが関わっていたことが一番です。「マッサン」が終わってもう3年以上たちますが、今でも街を歩けば、皆さんが「マッサンだ」と言ってくれる。それほど皆さんの記憶に残る作品にめぐり会えたことを、とても感謝しています。だから、そのことに対する恩返しの気持ちと、「マッサン」以降の僕の成長も見てほしいという思いもあって、お引き受けしました。正直、櫻井さんでなければ、桂小五郎の役はやっていなかったでしょう。ただ、櫻井さんのせいで、3年ぐらい会津に足を踏み入れることができなくなりました(笑)。
とはいえ、それは僕たち役者が背負っている宿命です。その分、東北や会津の方を含めた「八重の桜」を見て下さった皆さんに「さすがだな」と思っていただけるよう、しっかりと桂を演じて、いい意味で心に爪痕を残せればと思っています。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2025年7月3日
▽長い時を刻む、大衆文化とは異なる魅力 -Kカルチャーが世界で注目される今、今回のような舞台表現はKカルチャーの中にどう位置づけられると思いますか? K-POPや映画などの大衆文化も素晴らしいですが、伝統芸術はそれよりもはるか以前から続い … 続きを読む
映画2025年7月3日
-実際に演じてみて感じたことや、演じる上で心掛けたことや気を付けたことはありましたか。 自分が桐島を演じる上で一番重要だと思ったのは、(偽名の)「ウチダヒロシ」として、1人の部屋で朝を迎えて、窓を開けてコーヒーを飲んでというシーンでした。 … 続きを読む
ドラマ2025年7月2日
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む
ドラマ2025年7月1日
ドラマ「私があなたといる理由~グアムを訪れた3組の男女の1週間~」が、7月1日からテレ東系で放送がスタートする。本作は、グアムを訪れた世代が違う男女3組のとある1週間を描いた物語。30代の夫婦(蓮佛美沙子、溝端淳平)、20代の大学生カップ … 続きを読む
ドラマ2025年6月29日
-それが変わってきたということでしょうか。 物事は、ある程度加速がつき、歯車がスムーズに回り始めれば、少ないエネルギーで進んでいくようになりますが、スタートするときは膨大なエネルギーが必要です。この作品もそういう過程を経て、ようやく彼が笑 … 続きを読む