エンターテインメント・ウェブマガジン
“ひさみちゅ”と言われていました(笑)。今後はすご味も出てきますが、芯の部分は残すようにしているので、かわいらしさはより増しているのではないでしょうか(笑)。久光は愛情をたっぷり受けて育ってきた人間と考え、演じる上では“愛情”をテーマにしています。安心できるような家臣が自分のそばにできたら溺愛する…そんな人にしたいと。そういう意味で、マザコン的な感じはなくなるかもしれませんが、かわいらしさは残るのではないかと。
久光に接近した大久保は、久光を盛り立てていくことに手応えを感じていますが、ある日突然、久光が自分を溺愛して離さないことに気付く…。そこで怖さを出せたら面白いですね。この人から離れたら、とてつもなく恐ろしいことが待っているのではないか…?そういうヒヤヒヤした状況の中で大久保が決意を固めた時、果たして久光がどうなるのか。僕自身にも分かりませんが、その瞬間を演じるのが楽しみです。
そうです。僕が言うのもせんえつですが、時代劇の動きや所作の基本は日舞。先輩方に言わせれば、殺陣と日舞と乗馬は、役者であれば身に付けていて当然のもの。でも、今はそれがなかなか難しい。とはいえ、お客さんにそういう言い訳は通用しませんから、時間を見つけて自分で勉強するしかない。その一方で、今は生活も洋式化し、見る側もそのあたりが分からなくなってきています。だから余計に、年配の方にも安心して見ていただけるラインを保ちたい。海外の方にもカッコいいと感じていただける文化ですから、できる限りしっかり勉強していきたいと思っています。
兄上の遺志を継いで自信満々で乗り込んでいったのに、「どこの田舎侍だ?」みたいな感じでけちょんけちょんに言われてカーッとなる…。演じていて面白かったです。行く先々でけんかばかりしているので、疲れますけど(笑)。とはいえ、遠い薩摩から千人近い家臣を引き連れて江戸まで出て行くバイタリティーには、久光の底力を感じます。しかも、彼にとっては人生を懸けた大勝負で、そこで自信をつけるなど、勝ち得たものは大きかったはず。ぜひ楽しみにして下さい。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2026年10月31日
-改めて、この作品の魅力はどんなところにあると感じていますか。 僕は、生きていく中で「解釈力」が大事だなと思っています。生きているといろいろなことが起きますよね。大変な状況や苦しいこと、大失敗もある。でも、起こった事実は変えられなくても、 … 続きを読む
映画2026年10月31日
「クジラに落ちた男」(16日公開)★★★ 父を知り、父を乗り越える 巨大なマッコウクジラに丸のみにされた17歳のジェイ(オースティン・エイブラムス)が、亡き父の教えを頼りに脱出を図る。ブライアン・ダッフィールド監督が描くのは、「ピノキオ」 … 続きを読む
映画2026年10月30日
-以前お話を伺った際、柳楽さんはご自身のお芝居について「以前は自分を役に寄せていくやり方をしていたが、『浅草キッド』の後からは、自分のパーソナルな部分を役に反映させて演じるようにしている」というお話をされていました。今回、竜二という役に対し … 続きを読む
ドラマ2026年10月30日
-小駒と直の掛け合いで工夫したことはありますか。 小駒と直は年齢も職業も育ちも違い、仲良くなれる要素も、バディになれる要素も全くないと思ったので、まず2人の共通点を考えました。刑事も保険調査員も、被害者や遺族が一日でも早く安心できるように … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年10月30日
-5年前の「醉いどれ天使」以来の舞台出演となりますが、舞台にまた立ちたいという思いはずっとあったのですか。 お話をいただけるならと思っていました。ただ、役者は見てくださる方がいて、やりましょうとおっしゃっていただいてできるので、舞台に立つ … 続きを読む