エンターテインメント・ウェブマガジン
たくさんありますが、まだ自分の中で消化しきれていない感じです。ただ、役者をやっていて良かったと思うのは、演じることで、今まで教科書で習ってきた人たちが、自分たちと同じ人間であると、身近に感じられること。愛加那さんとのことについても、吉之助さんの人生の悲しい出来事の一つという印象を持っていました。でも、実際に演じてみると、島にいた間、自分の中で消化しきれないほどの愛を愛加那さんは感じていたと思います。そして、それを2人が互いに体感していたのであれば、きっと愛加那さんは幸せだったのではないか…。そう思えたことは、大きな発見でした。
いろいろなことに気付かされたので、この作品は私の人生の中で、ものすごく大事なものになりました。広い自然の中で感情を思い切り出すお芝居をさせていただいたので、自分に対する気づきも多くて…。奄美にいる間、「愛とは何だ?」みたいなことをずっと考えていました(笑)。
母親になる役はこれまでも何度か経験がありますが、今回は子どもたちと一緒にいる時間が濃密だったので、今までとは違う心の変化がありました。吉之助さんはいずれ遠くに行ってしまいますが、愛加那さんにとって唯一、その温もりを感じることができるのがその子たちなのだと思います。だから、いとおしく、命に代えても守りたかったのはもちろんですが、同時に吉之助さんがそこにいた証しでもある。本当に大事な存在だったと思います。
かわいかったです(笑)。生まれて5日目ぐらいの子だったのですが、ものすごくエネルギーが満ちあふれていて。抱っこしていたら、そのエネルギーが愛加那さん自身の体から放出されたようにも感じられて、お芝居する上でとても助けられました。
山と海から自然のパワーをたくさん頂きながら演じていました。演じているうちに自分自身が愛加那さんになったような感覚にもなりました。撮影中、2人のおばあちゃんがスクーターに乗って見学に来たことがあったんです。年齢を聞いてみたら97歳と90歳。なのに、すごくお元気で。私に「あなたが愛加那さん?」と聞いてきて、拝むようなしぐさをするんです。仲良くなって、そのおばあちゃんのお宅に何度か遊びに行きました(笑)。
(取材・文/井上健一)
舞台・ミュージカル2026年1月17日
-ミュージカルでは歌とダンスがありますが、今、どんな心持ちで準備をされていますか。 すごくラッキーなことに、僕は(2025年の)2月までダンスを踊っていたので、5年前にミュージカルに出演したときより、相当、レベルが上がっていると思います。 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2026年1月16日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 語りは、土地と人を結び直します。 … 続きを読む
ドラマ2026年1月15日
NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(=藤吉郎/池松壮亮)と共に天下統一を成し遂げるまでの奇跡を描く物語だ。1月11日に放送された第2回「願いの鐘」では、一度は故郷の村 … 続きを読む
映画2026年1月15日
-今回は、初老の謎の女性と年下の男の子の話でしたが…。 松田 これは、ラブストーリーとか、いろいろな解釈で見る方がいると思いますが、実はだまし合いの話なんです。主人公の文子は、もともとは詐欺師だったのかもしれない。お金を元手に何かを搾取した … 続きを読む
ドラマ2026年1月14日
-ルッキズムは人格形成にも影響があると思います。菅生さんが幼少期から育つ中で、周囲の人から影響を受けたことはありますか。 両親が見た目ではなく「君の1番いいところはここだよ」と内面の個性を伸ばす形で育ててくれたので、幼い頃から家族の中で … 続きを読む