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ものすごく役に入り込みます。現場の雰囲気は主役で決まりますが、あんなに努力しているのに「頑張っている」という空気を感じさせず、明るく振る舞えるのも立派。本当にいい主役です。
思い切り声を張り上げて、まるで舞台のような言葉と体のぶつかり合いができたので、気持ちよかったです。役人に向かっていこうとする吉之助を、木場が体を張って止める場面なんか、亮平は体が大きい上に本気でやるので、こっちも必死で…。事前に2人で「こうしよう」みたいな話もしていたのですが、気が付いたらヘッドロックをしていました(笑)。でも、それも彼が引き出してくれたもので、いい芝居になりました。
芝居をする上で常に「もっと何かないか?」と探しながらやっているようですが、聞いてみたら、それは渡辺謙さんから受け継いだ“謙さんイズム”だそうです。
今までは1、2話ぐらいしか出演していなかったので、ここまで主役に絡むことができる役は初めてなんです。撮影に入る前からワクワクしていましたが、相手が亮平だったおかげで想像以上に楽しくて。また、今回は幕末が舞台ということで、戦国よりも時代が現代に近いので、より今の自分に近い気持ちで取り組むことができるのも面白いです。
島の方は皆さん温かくて親切でした。よく覚えているのは、沖永良部島で撮影が終わった後、亮平と飲みに行った夜のこと。最初は僕たちの他に一組ぐらいしかお客さんがいなかったんです。ところが、皆さんが次々と「鈴木亮平がいる」と電話をかけたらしく、数時間後にはお店がいっぱいになってしまって…(笑)。でも、皆さんフレンドリーで、ものすごく盛り上がって楽しかったです。
(取材・文/井上健一)
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