エンターテインメント・ウェブマガジン
ものすごく役に入り込みます。現場の雰囲気は主役で決まりますが、あんなに努力しているのに「頑張っている」という空気を感じさせず、明るく振る舞えるのも立派。本当にいい主役です。
思い切り声を張り上げて、まるで舞台のような言葉と体のぶつかり合いができたので、気持ちよかったです。役人に向かっていこうとする吉之助を、木場が体を張って止める場面なんか、亮平は体が大きい上に本気でやるので、こっちも必死で…。事前に2人で「こうしよう」みたいな話もしていたのですが、気が付いたらヘッドロックをしていました(笑)。でも、それも彼が引き出してくれたもので、いい芝居になりました。
芝居をする上で常に「もっと何かないか?」と探しながらやっているようですが、聞いてみたら、それは渡辺謙さんから受け継いだ“謙さんイズム”だそうです。
今までは1、2話ぐらいしか出演していなかったので、ここまで主役に絡むことができる役は初めてなんです。撮影に入る前からワクワクしていましたが、相手が亮平だったおかげで想像以上に楽しくて。また、今回は幕末が舞台ということで、戦国よりも時代が現代に近いので、より今の自分に近い気持ちで取り組むことができるのも面白いです。
島の方は皆さん温かくて親切でした。よく覚えているのは、沖永良部島で撮影が終わった後、亮平と飲みに行った夜のこと。最初は僕たちの他に一組ぐらいしかお客さんがいなかったんです。ところが、皆さんが次々と「鈴木亮平がいる」と電話をかけたらしく、数時間後にはお店がいっぱいになってしまって…(笑)。でも、皆さんフレンドリーで、ものすごく盛り上がって楽しかったです。
(取材・文/井上健一)
映画2025年9月2日
-確かにその通りですね。 そういう意味では、その両方が真実でもあると思います。その中で自分でどうにかできるのは、「自分の考える自分らしさ」なのかなと。自分が「こうしたい」「こういうことはしたくない」と考えることが、自然と「自分らしさ」につ … 続きを読む
映画2025年9月1日
『蔵のある街』(8月22日公開) 岡山県倉敷市に住む高校生の蒼(山時聡真)と祈一(櫻井健人)と紅子(中島瑠菜)は、小学校からの幼なじみ。ある日、蒼と祈一は、紅子の兄で自閉スペクトラム症のきょんくん(堀家一希)が神社の大木に登って叫んでいる … 続きを読む
ドラマ2025年8月31日
-主演の横浜流星さんとは同世代ですが、ご一緒した感想はいかがでしたか。 横浜さんは昨年末、僕が初出場したNHK紅白歌合戦の審査員を務めてくださり、その2カ月後には成田山新勝寺で行われた節分の豆まきでもご一緒しました。今回が3度目の対面とい … 続きを読む
映画2025年8月29日
-今回は、実年齢より年上の役で年上の吉岡里帆さんの先輩役でもありましたが難しかったですか。 水上 難しかったです。30代の工藤は単純に今の自分を老けさせればいいという話でもなく、精神的な部分で年上の人間として、令子がほれるような人間像を作っ … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年8月28日
YouTubeもNetflixもない時代、人々を夢中にさせた“物語り”の芸があった——。“たまたま”講談界に入った四代目・玉田玉秀斎(たまだ・ぎょくしゅうさい)が、知られざる一門の歴史物語をたどります。 ▼講談は落ちない 「今日の話はオ … 続きを読む