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前作は、かなり融通が利かなかったり、とがったりしていましたが、本作では、離婚や母の死、姉との関係がうまくいっていないこともあって、人の弱さに敏感になったり、人の心に寄り添えたり、マイルドになっていると思います。監督からは、演じるたびに「もうちょっと優しく」と言われていたので、私自身も機械のように動くのではなく、人間らしさを心掛けて演じていました。
決めたことは絶対に自分で何とかしたいという気持ちはあるので、優希ほどではなくても頑固ですね(笑)。優希は格好いい女性というわけではないけれども、持っている芯の強さは格好いいと思うし、自分もそうなりたいと憧れます。
他の方の長ぜりふのあとに、私の「分かりました」みたいな一言ぜりふがあるんですが、絶対にミスができない緊張感に、最初は本当にやめてほしいと思っていました。ただ、そのハラハラ感がだんだん心地よくなり、自分に課せられた試練のように思えてきて、最後は「やってやろう」という気になっていました。一番つらかったのは、寒さです。12~1月の撮影だったのですが、南部さんが転落死した屋上でのシーンでは、一度上ったらなかなか降りられないので大変でした。
ロケ地が新大久保だったので、休憩のたびに韓国フードを楽しませていただきました。チーズタッカルビが気に入りました。
はやっている漫画を少し読むくらいですけど、この場合、水木しげるさんと言った方がいいですか?(笑)(2010年の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で水木の妻役を演じた)。でも、『墓場の鬼太郎』は本当に好きです。絵の気持ち悪さはさすがだなと思いますし、鬼太郎の出生の秘密には衝撃が走りました。劇中に出てきた『ONE PIECE』に興味を持ったので、これから読んでみたいです。
ぜひパート3をやりたいです! 本作の台本を読み終えた後に、この先にも何かがあるんじゃないかな? という予感があったし、次は優希と醍醐が何に立ち向かっていくのか、その姿が見たいです。
(取材・文・写真/錦怜那)
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