エンターテインメント・ウェブマガジン
前作は、かなり融通が利かなかったり、とがったりしていましたが、本作では、離婚や母の死、姉との関係がうまくいっていないこともあって、人の弱さに敏感になったり、人の心に寄り添えたり、マイルドになっていると思います。監督からは、演じるたびに「もうちょっと優しく」と言われていたので、私自身も機械のように動くのではなく、人間らしさを心掛けて演じていました。
決めたことは絶対に自分で何とかしたいという気持ちはあるので、優希ほどではなくても頑固ですね(笑)。優希は格好いい女性というわけではないけれども、持っている芯の強さは格好いいと思うし、自分もそうなりたいと憧れます。
他の方の長ぜりふのあとに、私の「分かりました」みたいな一言ぜりふがあるんですが、絶対にミスができない緊張感に、最初は本当にやめてほしいと思っていました。ただ、そのハラハラ感がだんだん心地よくなり、自分に課せられた試練のように思えてきて、最後は「やってやろう」という気になっていました。一番つらかったのは、寒さです。12~1月の撮影だったのですが、南部さんが転落死した屋上でのシーンでは、一度上ったらなかなか降りられないので大変でした。
ロケ地が新大久保だったので、休憩のたびに韓国フードを楽しませていただきました。チーズタッカルビが気に入りました。
はやっている漫画を少し読むくらいですけど、この場合、水木しげるさんと言った方がいいですか?(笑)(2010年の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」で水木の妻役を演じた)。でも、『墓場の鬼太郎』は本当に好きです。絵の気持ち悪さはさすがだなと思いますし、鬼太郎の出生の秘密には衝撃が走りました。劇中に出てきた『ONE PIECE』に興味を持ったので、これから読んでみたいです。
ぜひパート3をやりたいです! 本作の台本を読み終えた後に、この先にも何かがあるんじゃないかな? という予感があったし、次は優希と醍醐が何に立ち向かっていくのか、その姿が見たいです。
(取材・文・写真/錦怜那)
「連続ドラマW闇の伴走者~編集長の条件」(毎週土曜午後10時)はWOWOWで3月31日放送スタート。※第1話無料放送
映画2025年7月4日
-陽彩はいわゆる“毒親”の母と2人で暮らすうち、自分の人生に期待を持てなくなってしまった人物です。そういう役と向き合うお気持ちはいかがでしたか。 南 陽彩にとって、親や家族は、居場所であると同時に、自分を縛る呪いのようなものでもあったと思う … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月4日
2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。 物語の舞台は歌舞 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月3日
▽長い時を刻む、大衆文化とは異なる魅力 -Kカルチャーが世界で注目される今、今回のような舞台表現はKカルチャーの中にどう位置づけられると思いますか? K-POPや映画などの大衆文化も素晴らしいですが、伝統芸術はそれよりもはるか以前から続い … 続きを読む
映画2025年7月3日
-実際に演じてみて感じたことや、演じる上で心掛けたことや気を付けたことはありましたか。 自分が桐島を演じる上で一番重要だと思ったのは、(偽名の)「ウチダヒロシ」として、1人の部屋で朝を迎えて、窓を開けてコーヒーを飲んでというシーンでした。 … 続きを読む
ドラマ2025年7月2日
磯村勇斗主演、堀田真由、稲垣吾郎が出演するカンテレ・フジテレビ系“月10ドラマ”「僕達はまだその星の校則を知らない」が7月14日から放送スタートする。本作は、独特の感性を持つがゆえに何事にも臆病で不器用な主人公・白鳥健治(磯村勇斗)が、少 … 続きを読む