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ウルトラマンへの愛がすごくて、びっくりしました(笑)。ものすごく詳しかったので、私の疑問をすべて解決してくれました。だから、なるべくしてウルトラマンになった人なんだなって。ウルトラマンが大好きで、ウルトラマンになりたくて、本当にウルトラマンになっちゃった人。素顔は17歳の少年ですが、小さいときからお仕事をしているので視野も広くて、頼りになる座長でした。私も17歳の時に朝ドラのヒロインをやったので、同じ年齢で節目になる作品をやっている彼を見て、「頑張れ!私もそうだった!」と、心の中で応援していました(笑)。
愛する相棒です。現場では映像がないので、見せていただいたデザインのイメージだけでお芝居をしていたのですが、アフレコのときに映像を見たら、その絵よりもさらにかわいく、かっこよくなっていました。あまりにすてきで「これだったら、もっとこういう感情でやりたい!」と気持ちが動いたので、アフレコで変えた部分もあります。他のみんながそれぞれ自分のフィギュアをめでているのを見て、うらやましがっていたら、「グクルシーサーもきっと何かアイテムが出るよ」と言われてものすごく興奮したので、本当に出てほしいです(笑)。
一度挫折したリクくんが、もう一度みんなと一緒に戦おうと気持ちを立て直すところです。台本を読んで結末を知っていて、演技もしているのに、アフレコで見たとき、とても感動しました。みんなが希望を持って、同じ思いになって心を合わせて、こんなにもピュアな思いが集まるとやっぱり感動するんだなって。とても好きなシーンです。
初めて地球に降り立った彼女が、グクルシーサーと出会うシーンがとても好きです。あの場面は、地球の美しさに対する感動と、自分の故郷を失ったという切なさと、同じ使命感を持っているグクルシーサーに対するシンパシーをテーマに演技しました。出来上がった映像を見たら、イメージ通りだったので「なんて私は素晴らしいんだ!」と自画自賛していました(笑)。
うれしかったのは、やっぱり初めて地球に降り立ったシーンの「緑、空、海、美しい…。」というせりふです。私自身、この地球の環境のために、みんながより幸せになるように、と思いながら日々生きて、仕事をしたいと思っています。だけど、それをダイレクトに表現できる機会はなかなかありません。そんな中で、こんなにストレートに言っていいんだと…。俯瞰(ふかん)した広い視野を持っている愛琉だからこそのせりふで、なかなかできるお芝居ではなかったので、やっていてすごく幸せでした。今のこの地球を美しいと言えるのは、とてもありがたかったです。
(取材・文・写真/井上健一)
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