エンターテインメント・ウェブマガジン
やっぱりすごいと思いました。僕だったら「時代劇でこういう動きをしてはいけない」、「当時の侍はこういうことはやらなかった」と思ってしまうようなときでも、謙さんは何か思い付くと、誰も考えないような小道具を「持ってきて」と頼んだりするんです。その小道具の使い方もまた見事で…。驚きました。1年間、大河の主役を張った経験と、世界に向けて日本の侍の生きざまを発信している中から生まれた自信のようなものが、背中にドンとあるのが見えた気がしました。
一筋の光みたいな存在だと思います。赤山は無念の思いを抱えたままこの世を去ることになりましたが、西郷や大久保がいたおかげで、未練なく思いを託すことができたのではないでしょうか。
夏の暑い日で、汗がダラダラ流れるような状況でしたが、その汗がとても心地よく、逆に集中できました。暑くて良かったと思うぐらいで。撮影中は、赤山の死を知った西郷や教え子たちが「何かしなければ」という気になるように、と考えながら演じていました。そこには、沢村一樹として、鈴木亮平くんに対して「これから1年間頑張って」という気持ちも込めました。
この役が決まったとき、本当に良かったと思いました。それは、先ほども言った通り、鈴木くんに鹿児島というものを教えられるし、逆に向こうも教えてほしいだろうから、お互いにいい関係を築くことができると考えたからです。だから、スタート時点で鹿児島出身の僕がこの役をやるのは、きっと意味があるに違いないと。自動車が燃料を最も消費するのは、エンジンをかける時。そういう意味では、鹿児島からスタートするこの物語のエンジンの一端を担えて、本当に良かったです。
「楽しみにしています」ですね。これから大変な思いもするでしょうけど、1年間やり通した後、明治という時代と薩摩という場所に触れたことで自分の中で何か変化があったのか。それを1年後に聞くのが楽しみです。
(取材・文/井上健一)
ドラマ2026年9月26日
-劇中では、渡部篤郎さん演じる珠の父・清治が強烈な存在感を放っています。珠と清治の関係も物語の重要なカギになりそうですが、2人の関係をどのように捉えていますか。 実際のお父様は、宇野千代さんが「ドストエフスキーの小説に出てくる狂人のよ … 続きを読む
映画2026年9月25日
『ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?』(9月11日公開) ニューヨークの貧しい家庭に生まれたアフリカ系アメリカ人のアレン・ネルソン(ロドニー・ヒックス)は、貧困と差別から抜け出すため18歳で海兵隊に入隊する。1966年、ベトナム戦争 … 続きを読む
映画2026年9月24日
-クライマックスの「勧進帳」で、歴代の團十郎さんによる弁慶と富樫が重なって映るシーンも、三池監督の発案でしょうか。 團十郎 私からは何も言っていません。三池さんが一生懸命にお作りになって、ああいう形になってよかったと思います。父(十二代目) … 続きを読む
映画2026年9月18日
-お二人は今回が初共演だそうですが、そういう金田一と辰弥の関係をどのように作っていったのでしょうか。 松也 僕のクランクインが、ロケ地の岡山でちょうど奥さんや堀田(真由/森美也子役)さんと3人のシーンでしたので、初日の撮影が終わった後にみん … 続きを読む
映画2026年9月18日
有村 花春ちゃんは、その青さといい輝きといい、本当に今しかないものがしっかりと画面に映っていました。15歳の聡子ちゃんには、まだ名の知れぬ感情がいっぱいある。これからこの子はいろいろな感情を知って大人になっていく。今はそのスタートラインにい … 続きを読む