【インタビュー】「賭ケグルイ」注目の“ライダー俳優”高杉真宙 ライバルたちの活躍は「自分にとって大きなエンジンに」

2018年1月15日 / 19:28

 また「イメージによってクールな役のオファーしかこなくなるのは悲しい」とし、ドラマ「賭ケグルイ」の鈴井役によって「イメージを打ち破れるんじゃないかな」と期待を口にした。

 本作は、生徒の階級がギャンブルによって決定する名門校を舞台に、リスクを負うことに快感を覚える「賭ケグルイ」の美少女・蛇喰夢子(浜辺美波)やギャンブラーの早乙女芽亜里(森川葵)といった生徒たちが、生き残りを懸けたリスクバトルを繰り広げるさまを描いた学園ドラマで、高杉はギャンブルに弱く、“ポチ”と名付けられて虐げられる鈴井涼太役を熱演している。

 妙なハイテンションで挙動が不審、その上、早口というキャラクターはイメージを一新するにはうってつけで、高杉は「キョドッているところは自分と似ていますね」と笑いつつ、「普段からテンションが高い方ではないので、どこまでやっていいのか分からず戸惑いましたが、どの役も個性的なので、負けないよう、探りを入れずに、自分が作り上げたものを信じて、真っすぐにぶつけました」と胸を張る。

 そんなふうに頑張れるのは、「どの役も悩んで作るものだと思うし、基本的に全部できないと思っているから」で、「簡単にできる方が変なのかな…と思いながらやっています」と、常に試行錯誤しながら役に向き合っていることを打ち明けた。

 さらに高杉は「戦争ものがやりたい」と告白する。そのきっかけは、経験がない丸刈りになりたい、という願望を満たすための考えだったが、そこから戦争について調べることで、「語り継がなければいけない」という使命感を抱いたのだとか。「いろいろなことを伝えられる職業だから」と、真っすぐに話すその姿は何とも頼もしい。

 そして「『また一緒に仕事をしたいな』と思ってもらえるような俳優」を目指し、今年は「このまま立ち止まらずに進んでいきたい」と目を輝かせると、「まだ21歳なので、足に血豆ができるぐらい歩いていきたい」と意気込みを語った。スターへの道を歩き続ける心の準備は万端だ。

(取材・文・写真/錦怜那)

(C)河本ほむら・尚村透/SQUARE ENIX・ドラマ「賭ケグルイ」製作委員会・MBS

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

丸山隆平「きっと誰も見たことがないものになる」 舞台「water」で挑む半自伝的世界【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月14日

 丸山隆平と、演劇団体マームとジプシーの主宰を務め、劇作家・演出家として注目される藤田貴大が企画し、作り上げる舞台「water」が9月27日から上演される。本作は、丸山の記憶の断片を散りばめながら、藤田の視点で見つけた京都という土地、そして … 続きを読む

倉悠貴 豊臣兄弟を支える軍師・黒田官兵衛を好演中「最後までしっかり演じ切りたい」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年9月13日

-本作では戦国時代の過酷さが描かれる一方で、ユーモアのあるシーンも多いですが、その辺もお二人が空気感を作っているのでしょうか。  その点は、お二人と一緒に現場を引っ張ってくださる蜂須賀正勝役の高橋努さんの存在も大きいです。この作品は、戦国時 … 続きを読む

安田章大、『髪結いの亭主』の初めての舞台化に「人間たちの退廃感がより響くのではないか」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年9月9日

 1990年に公開されたパトリス・ルコント監督の代表作『髪結いの亭主』が、安田章大主演で初めて舞台化される。原作となる映画は、一人の男の純粋で偏愛的な恋心を描いたフランス映画の傑作。今回の舞台化では、原作映画を大胆にアレンジし、物語を195 … 続きを読む

【映画コラム】8月の公開映画から

映画2026年9月4日

「ミニオンズ&モンスターズ」(8月7日公開)★★★ 映画のパロディーが満載  最強最悪のボスを求めて旅を続けるミニオンズがたどり着いたのは、1920年代のハリウッド。西部劇の撮影に乱入したことから映画スタジオに入り込み、人気スターと … 続きを読む

山口馬木也 柴田勝家の最期は「不思議な体験でした」【大河ドラマ「豊臣兄弟!」インタビュー】

ドラマ2026年8月30日

-劇中では、秀長と秀吉に対する「認めたくないが、認めざるを得ない」という勝家の複雑な心情が見事に表現されていました。秀吉役の池松壮亮さんとのお芝居はいかがでしたか。  仲野太賀さんと池松壮亮さんは、周囲に対する気配りを欠かさない素晴らしい俳 … 続きを読む

page top