【インタビュー】「僕だけがいない街」古川雄輝「原作のファンにもとても喜んでいただけると思っています」

2017年12月14日 / 12:00

-母親を取り戻すために、過去と現在を行き来して必死に突き進む悟。古川さん自身も大切なものを守りたいときには熱く突き進みますか。

 その対象にもよりますが、このお話では母親の死が関わってくることですから、やっぱり必死になりますよね。自分も同じ立場だったら悟のように行動するんじゃないかと思います。

-今回の映像化の見どころを教えてください。

 「母親を殺したのは誰だ」というテーマがずっと続き、「今後どうなるんだろう、誰が殺したんだろう」と犯人探しをしていくミステリー。主人公は至って普通の人なのですが、“リバイバル”という非日常的なものがいきなり入ってくることも、引き込まれる要因になっているのではないでしょうか。原作が本当に素晴らしく、確実に原作に近い状態で、12話でじっくり作り上げているので、原作のファンの方々にもとても喜んでいただけるのではないかと思っています。

-美しい映像がとても印象的ですね。

 4Kでも撮っていますし、普通のドラマと違い、Netflixならではの、ちょっと映画っぽい雰囲気になっています。北海道が舞台になっているということもありますが、日本の風景が非常に美しく描かれています。原作も有名で、190カ国で配信されるので、日本の美しい風景を海外の方にもたくさん見ていただけると思っています。また、日本人の方が見ると、郷愁を誘う学校の風景などに共感する部分もあるんじゃないかなあと。僕自身、学校から帰宅した子どもの悟の中に自分が入っているような気持ちで、感情移入して見ているところがありました。

-日本国内だけでなく、特にアジアでも高い人気を得ている古川さんですが、さらに多くの海外のファンに見てもらえそうですね。

 やはり、海外のたくさんの方にも見ていただけるのはすごくうれしいです。僕自身、今まで海外の作品にいろいろ関わってくることができましたし、英語がしゃべれるということもあり、将来的にはもっともっと海外でも活動できればと思っています。役者として一つステップアップできる作品に出会えたと思っています。

(取材・文・写真/千葉美奈子)

  • 1
  • 2
 

特集・インタビューFEATURE & INTERVIEW

舞台「キングダムII ―継承―」三浦宏規・高野洸・山本千尋・山口祐一郎、「死力を尽くさなければいけない」作品に再び挑む【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月12日

 累計発行部数1億2000万部を突破した、原泰久による大ヒット漫画を原作とした舞台の第2弾となる「キングダムII ―継承―」が、8月9日から上演される。本作は、苛烈な戦乱の中にある中国・春秋戦国時代を舞台に、戦災孤児の少年・信と、のちの始皇 … 続きを読む

「豊臣兄弟!」第22回「播磨大誤算」戦国の世の難しさを印象付けた播磨攻略戦【大河ドラマコラム】

ドラマ2026年6月11日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「豊臣兄弟!」。戦国時代、主人公・豊臣秀長(=小一郎/仲野太賀)が、兄・秀吉(池松壮亮)を支え、兄弟で天下統一を成し遂げるまでの軌跡を描く物語は快調に進行中。小一郎と秀吉が播磨攻略に難渋する様子を描いた6月7 … 続きを読む

山本耕史、「RENT」に続き全編英語上演に挑む「ゼロからのスタートだけどやるしかない」 日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」【インタビュー】

舞台・ミュージカル2026年6月11日

 山本耕史が、ゆりやんレトリィバァとブロードウェイで活躍するキャストとともに挑む、日米合作ブロードウェイミュージカル「フル・モンティ」が、8月19日から上演される。本作は、1997年に映画をもとに誕生し、トニー賞作品賞を含む9部門にノミネー … 続きを読む

吹越満 俳優になった理由は「映画に出たかったから」昭和の文豪・谷崎潤一郎原作の『鍵』で主演【インタビュー】

映画2026年6月10日

-久しぶりの主演作を経験し、お芝居について改めて気づいたことはありますか。  今後は、今までとは違うお芝居のアプローチに挑戦していってもいいのかな、と考えるきっかけになった気がします。現場で「ああすればよかった」、「こうすればよかった」とい … 続きを読む

【映画コラム】5月の公開映画から

映画2026年6月5日

『サンキュー、チャック』 (5月1日公開)★★★ チャックとは一体何者なのか  大規模な自然災害と人災が次々と地球を襲い、世界は終わりを迎えつつあった。すると、街頭やテレビ、ラジオに突如として、「チャールズ・クランツに感謝します。素晴らしい … 続きを読む

page top