エンターテインメント・ウェブマガジン
NHKの大河ドラマ「真田丸」の主人公、真田信繁(堺雅人)の父、真田昌幸を演じている草刈正雄。豊臣秀吉(小日向文世)死去後の混乱の中、家族が東西に分かれ、関ヶ原の戦いに突入する。草刈が希代の戦略武将の無念を語る。
もうそろそろ限界かな、病気になりそう(笑)。でも、やる気を引き出してもらいました。
始めたばかりのブログに皆さんからいろんな意見が寄せられまして、本当にうれしいです、励みになりました。
ブログに「昌幸と草刈さん、どちらがどちらかよく分からなくなりました」という書き込みがあったの。うれしいよね、なんか。とにかく楽しいです。あまり緻密なことを考えずにざっくりとやっていることが当たっているのではないですか。すてきなキャラクターを三谷(幸喜)さんは書いてくれました。台本のまま、楽しく暴れているだけなんです(笑)。
あまり気持ちを抑えることをせず、自分勝手に思いっ切り人生を生きているというか、そんなところが魅力ではないですか。自分の道を貫き、周りを巻き込んでいく豪快さといいますか。喜怒哀楽がすごく激しいし、自分一人で決断する戦国武将が多い中で、昌幸は子どもにしがみつくこともある。そういうのが人間っぽくていい。出浦昌相(寺島進)とは、やんちゃ坊主が2人で「あそこの学校に殴り込みに行こうぜ」と相談しているみたいな間柄。天下がどうこうではなく、「わしらは戦場(いくさば)でないと生きられない」ということなのかと思います。それに昌幸は御屋形様(武田信玄)を最後まで引きずっています。出演シーンの最後の脚本でそう感じました。周りの武将からは「一番義もくそもない」と言われた男ですが、一番“義”があった人なのではないでしょうか。
撮影に入る前は結構気持ちが高揚していて、待ち時間も控室に帰らずに三人で集まってずっと静かに待っていました。変なムードでしたね。
魅力的な俳優さんです、あの二人は。洋ちゃんは(普段のキャラとは違い)あんなに生真面目でようやっとる。堺さんは緻密に演技プランを考えてくる人。二人の違いが面白いです。三人のチームワークも良かった。芝居的に変な遠慮がなく、気遣いし過ぎずにぶつけ合えた。すごく楽しかったです。
ハグしたり、兄弟二人が顔をたたき合ったり、時代劇では珍しく、スキンシップが多い家族でしたね。
内野くんの芝居が憎々しくて、とっても重厚で、やっていて楽しかったです。
スタジオに入り込んでおられるのを感じます(笑)。昌幸のせりふ回しにも、ぼけーっとした表情にもどんどん丹波さんの(影響)が出てくるんです。助けてくれているんでしょうね。
どうですかね(笑)。僕は撮影が終わったら寂しくなるかな。スタジオに遊びに来るかもしれないですね。「通行人でいいから出して」って。お化けになった昌幸で出るかも(笑)。
ドラマ2025年7月5日
韓国の百想芸術大賞で作品賞、脚本賞、男性最優秀演技賞の3冠を達成した極上のサスペンス「怪物」。WOWOWが世界で初めてそのリメイクに挑んだ「連続ドラマW 怪物」(全10話)が、7月6日(日)午後10時から放送・配信スタート(第1話・第2話 … 続きを読む
ドラマ2025年7月5日
7月13日(日)にスタートする、松本潤主演の日曜劇場「19番目のカルテ」(TBS 毎週日曜夜9時~9時54分)。原作は富士屋カツヒト氏による連載漫画「19番目のカルテ 徳重晃の問診」 (ゼノンコミックス/コアミックス)。脚本は、「コウノド … 続きを読む
映画2025年7月4日
第42 回吉川英治文学新人賞を受賞した武田綾乃の小説を原作にした鮮烈な青春映画『愛されなくても別に』が、7月4日公開となる。浪費家の母(河井青葉)に代わってアルバイトで生活を支えながら、奨学金で大学に通う主人公・宮田陽彩が、過酷な境遇を受 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月4日
2019年に宝塚歌劇団を退団して以降、今も多方面で活躍を続ける紅ゆずる。7月13日から開幕する、ふぉ~ゆ~ meets 梅棒「Only 1,NOT No.1」では初めて全編ノン・バーバル(せりふなし)の作品に挑戦する。 物語の舞台は歌舞 … 続きを読む
舞台・ミュージカル2025年7月3日
グローバルな広がりを見せるKカルチャー。日韓国交正常化60周年を記念し、6月28日に大阪市内で上演された「職人の時間 光と風」は、数ある韓国公演の中でも異彩を放っていた。文化をただ“見せる”のではなく、伝統×現代、職人×芸人、工芸×舞台芸 … 続きを読む