【真田丸 インタビュー】木村佳乃(松) 「渉さんとは手を取り合って、愛し合う夫婦に見えるように相談しています」

2016年2月8日 / 15:34

 NHKの大河ドラマ「真田丸」の主人公、真田信繁(堺雅人)の姉で武田家の家臣、小山田茂誠(高木渉)に嫁いだ松を演じている木村佳乃。高木との仲むつまじい夫婦の役づくりについて語る。

 

松役の木村佳乃

松役の木村佳乃

-周囲の反響はいかがですか。

 「佳乃そのものだね」と、みんなに言われます。「私はこんなにとぼけてない」と思って演じていたのですが、どうやら私そのものみたいです(笑)。ニューヨークに住んでいるお友達からも「見たよ」って久しぶりに連絡があって、やっぱりすごいですね大河は。

-あて書きをされているのは楽しいですか。

 現場に入ったら、あて書きということはすっかり忘れています。三谷幸喜さんとは舞台で初めてご一緒したんですけど、稽古の期間が1カ月もあると素の状態を見られることも多いので、きっといろいろ見ていらっしゃったんでしょうね。

-松をどんな女性だと思いましたか。

 女性としては本筋からは少し外れていますが、でも「だから私はどうせ…」というのではなく、姉として堂々と男性たちを支えている、まっすぐで愛情深い女性だと思いました。

-ラブラブな夫婦を演じる上で高木さんとは何か相談していますか。

 小淵沢での乗馬の練習に私が来るのを聞きつけて、渉さんがわざわざごあいさつにいらしてくださいました。第一印象からお優しくて、それに私の実の旦那さん(東山紀之)と同じ年齢で、その年代の男性は得意というか慣れているので(笑)。すごくお話ししやすかったんです。「戦国時代の中でも心が温まる、愛情で結ばれた絆の深い夫婦を演じましょうね」と手を取り合って二人で決意しました。それからは台本にはなくても、おかしくない程度に手を取り合って、愛し合う夫婦に見えるように相談しながらやっています。お芝居の上ではちゃんと愛したいので、渉さんがどういうことをすれば喜んで、渉さんはいま何を考えているのかとかすごく考えます。スタジオに入ったらずっと渉さんを見て、茂誠さんの奥さまという気持ちを一番大事にしています。

-夫婦像が現代的ですし、女性陣は現代語に近いせりふですね。

 若い人にも分かりやすいようにという三谷さんの狙いですね。時代劇だとゆっくりとためてしゃべることが多いんですが、今回はどんどん速く。高畑淳子さんがとにかく速くて、私はその娘の役なので負けじと速く話しています(笑)。

-堺雅人さんはいかがですか。

 ご自分の出番でない時も優しく気遣いをいただいて。これぞ大河の座長という感じで頼もしいです。私も支えたいなと思っています。

-乗馬の経験がおありだそうですね。

 高校は馬術部でしたが、もう20年近くも前です。馬術部だと癖とか性格を知っている馬に乗りますが、仕事で初めての馬に乗るのは怖いんですよ。障害競技もやっていて落馬経験もあるものですから。でも乗馬の先生が私の怖さを取るところから稽古を始めてくださったので、大丈夫でした。

-長丁場になりますが、体力作りは?

 いまは子どもの世話が体力作りです。

-娘さんは「真田丸」を見ていますか。

 一瞬「ママだ」って言って終わりです。でも野盗が出てきたら怖がっていました。

-これから松はどうなっていくんでしょう。

 松は一時的に記憶喪失になるんですが、そこから(正気に)戻る場面の台本を読んで、いすから転げ落ちました(笑)。これをどういうふうに演じるんだろうと思って、久しぶりのプレッシャーです。すごい再登場の仕方をするので楽しみにしていてください。皆さんもずりっとなると思います(笑)。良い意味で。


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