【週末映画コラム】異民族が暮らすロンドンを舞台に描いたラブストーリー『きっと、それは愛じゃない』/映画好きなら思わずニヤリとさせられる『枯れ葉』

映画2023年12月15日

『きっと、それは愛じゃない』(12月15日公開)  ドキュメンタリー映画監督のゾーイ(リリー・ジェームズ)、は幼なじみで医師のカズ(シャザト・ラティフ)と久々に再会し、彼が見合い結婚をすると聞いて驚く。今の時代になぜ親が選んだ相手と結婚する … 続きを読む

「どうする家康」第46回「大坂の陣」 家康と茶々の対峙に深みを与えた時代の変化【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年12月9日

「面白き道具ですな。按針さまの土産で?」 「ペンスウ。墨がいらん筆じゃ」  NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。12月3日放送の第46回「大坂の陣」では、主人公・徳川家康(松本潤)と茶々(北川景子)&豊臣秀頼(作間龍斗)親子の豊 … 続きを読む

【週末映画コラム】ティモシー・シャラメが魅力的なウォンカ像を構築した『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』/妊娠や子育てについて考えさせる『ポッド・ジェネレーション』

映画2023年12月8日

『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』(12月8日公開)  人々を幸せにする「魔法のチョコレート」を作り出すチョコレート職人のウィリー・ウォンカ(ティモシー・シャラメ)は、亡き母(サリー・ホーキンス)と約束した世界一のチョコレート店を開く … 続きを読む

【週末映画コラム】91分で全てが解決する小気味よさ『バッド・デイ・ドライブ』/戦闘シーンと奇妙な夫婦関係を並行して描く『ナポレオン』

映画2023年12月1日

『バッド・デイ・ドライブ』(12月1日公開)    舞台はベルリン。車で子どもたちを学校に送り届けることになった金融ビジネスマンのマット(リーアム・ニーソン)のもとに「車に爆弾を仕掛けた。指示に従わなければ爆破する」という謎の着信 … 続きを読む

【週末映画コラム】関西にもひどい地域格差が…『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』/戦国版の「アウトレイジ」『首』

映画2023年11月24日

『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』(11月23日公開)  東京都民から迫害を受けていた埼玉県人は、麻実麗(GACKT)率いる埼玉解放戦線の活躍によって自由と平和を手に入れた。麗は「日本埼玉化計画」を推し進め、埼玉県人の心を一つにするため … 続きを読む

「どうする家康」第43回「関ヶ原の戦い」合戦の迫力に匹敵する茶々の存在感【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年11月18日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。11月12日放送の第43回「関ヶ原の戦い」では、主人公・徳川家康(松本潤)率いる東軍と石田三成(中村七之助)率いる西軍が、天下分け目の“関ヶ原の戦い”で激突した。  両軍を率いる家康、三成が … 続きを読む

【週末映画コラム】オリバー・ストーン、執念の一作『JFK 新証言 知られざる陰謀 劇場版』/ポップな感覚にあふれたダークなおとぎ話『モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン』

映画2023年11月17日

『JFK 新証言 知られざる陰謀 劇場版』(11月17日公開)  1963年11月22日、オープンカーでダラス市内をパレードしていたアメリカ合衆国第35代大統領ジョン・F・ケネディが銃撃され、死亡する事件が起こった。容疑者として拘束された元 … 続きを読む

「どうする家康」第42回「天下分け目」 迫る関ケ原!存在感際立つ女性たち【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年11月10日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。11月5日放送の第42回「天下分け目」では、関ケ原の戦いに向けて主人公・徳川家康(松本潤)と石田三成(中村七之助)が、互いに自軍を有利に導こうと駆け引きを繰り広げた。  天下分け目の関ケ原の … 続きを読む

【週末映画コラム】共感を呼ぶ傑作か? 目を背けたくなる問題作か?『正欲』/『蟻の王』

映画2023年11月10日

『正欲』(11月10日公開)  不登校の息子が世間から断絶されることを恐れる検事の寺井(稲垣吾郎)。ある秘密を抱え、自ら世間との断絶を望む寝具販売員の夏月(新垣結衣)。夏月の中学の同級生で、彼女と秘密を共有する佳道(磯村勇斗)。心を誰にも開 … 続きを読む

「どうする家康」第41回「逆襲の三成」 家康、三成、茶々の二面性が生み出す物語の深み【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年11月4日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。10月29日放送の第41回「逆襲の三成」では、権力を掌握した主人公・徳川家康(松本潤)が政務を執り行う姿と、それに反発する大名たちの動きが描かれた。最終的には家康が会津の上杉景勝(津田寛治) … 続きを読む

【週末映画コラム】“戦争とゴジラ”に回帰した『ゴジラ-1.0』/眼鏡作りの先達たちへの思いを込めた『おしょりん』

映画2023年11月3日

『ゴジラ-1.0』(11月3日公開)  舞台は終戦直後の日本。戦争によって焦土と化し、文字通り「無(ゼロ)」になった東京に、追い打ちをかけるように突如ゴジラが出現する。ゴジラはその圧倒的な力で日本を「負(マイナス)」へと突き落とす。戦争を生 … 続きを読む

「どうする家康」第40回「天下人家康」 家康の“狸ぶり”を際立たせる絶妙なバランス【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年10月27日

 NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。10月22日放送の第40回「天下人家康」では、豊臣秀吉(ムロツヨシ)亡き後の豊臣政権を支えてきた石田三成(中村七之助)が失脚し、ついに主人公・徳川家康(松本潤)が、武士の頂点に立った。  振 … 続きを読む

【週末映画コラム】カメラを回すという行為をひたすら見せる『愛にイナズマ』/どんでん返しが連続する多重構造のストーリー『ドミノ』

映画2023年10月27日

『愛にイナズマ』(10月27日公開)  26歳の折村花子(松岡茉優)は幼い頃からの夢だった映画監督デビューを目前に控え、気合十分。そんなある日、花子は魅力的だが空気が読めない舘正夫(窪田正孝)と運命的な出会いを果たす。  だが、花子は理不尽 … 続きを読む

【週末映画コラム】3時間26分が長く感じない『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』/人間とAIの問題に一石を投じる『ザ・クリエイター/創造者』

映画2023年10月20日

『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(10月20日公開)  舞台は1920年代。第1次世界大戦で負傷したアーネスト・バークハート(レオナルド・ディカプリオ)は、おじのウィリアム・ヘイル(ロバート・デ・ニーロ)を頼ってオクラホマ州オーセージ … 続きを読む

「どうする家康」第39回「太閤、くたばる」合議制か、天下取りか? 揺れる家康の心情を表現した巧みな構成【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年10月18日

「天下はどうせ、お前に取られるんだろう」 「なんもかんも放り投げて、わしはくたばる。あとは、お前がどうにかせい」  NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。10月15日放送の第39回「太閤、くたばる」では、太閤・豊臣秀吉(ムロツヨシ … 続きを読む

【週末映画コラム】コミカルなタッチが楽しめる集団スパイもの『オペレーション・フォーチュン』/春画愛を描いたコメディー『春画先生』

映画2023年10月13日

『オペレーション・フォーチュン』(10月13日公開)    英国諜報局MI6御用達の敏腕エージェント、オーソン・フォーチュン(ジェイソン・ステイサム)に下された新たなミッションは、100億ドルで闇取引されるとてつもなくヤバいブツ= … 続きを読む

「どうする家康」第38回「唐入り」松本潤、ムロツヨシ、北川景子、積み重ねた役の厚みが生んだ名演【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年10月12日

「かつての底知れぬ怖さがあった秀吉ならば、そんなことは口にすまい。目を覚ませ。みじめぞ、猿!」  NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。10月8日放送の第38回「唐入り」で、主人公・徳川家康(松本潤)が、太閤・豊臣秀吉(ムロツヨシ … 続きを読む

「どうする家康」第37回「さらば三河家臣団」北条攻めが浮き彫りにした時代の変化に適応する難しさ【大河ドラマコラム】

ドラマ2023年10月6日

「世は、変わったのでござる」  NHKで好評放送中の大河ドラマ「どうする家康」。10月1日放送の第37回「さらば三河家臣団」で、主人公・徳川家康(松本潤)が語った言葉だ。  この回、北条攻めを決断した豊臣秀吉(ムロツヨシ)は、家康と共に北条 … 続きを読む

うそとまことの境界を描いた心理ミステリー『アンダーカレント』/モキュメント風のミュージカル劇『シアター・キャンプ』【週末映画コラム】

映画2023年10月6日

『アンダーカレント』(10月6日公開)  かなえ(真木よう子)は家業の銭湯を継ぎ、夫の悟(永山瑛太)と共に幸せな日々を送っていた。ところがある日、突然悟が失踪してしまう。かなえは途方に暮れながらも、一時休業していた銭湯の営業をどうにか再開さ … 続きを読む

特撮に目を見張るものがある『沈黙の艦隊』/大阪を舞台にしたピカレスクロマン『BAD LANDS バッド・ランズ』【週末映画コラム】

映画2023年9月29日

『沈黙の艦隊』(9月29日公開)    日本近海で、海上自衛隊の潜水艦がアメリカの原子力潜水艦に衝突して沈没する事故が発生。乗員76名が全員死亡したとの報道に衝撃が走るが、実は乗員は生存しており、衝突事故は日米が極秘裏に建造した日 … 続きを読む

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